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ブックマーク / masanork.hateblo.jp (19)

  • Bitcoin考: 貨幣的な、あまりに貨幣的な - 雑種路線でいこう

    久々にBitcoinに興味をもったのはWebSig1日学校2013の基調講演を引き受けた際に紹介しようと思ったのが契機だった。講演の数日前に会社へいく道すがらBBC World NewsのPodcastを聞いていたらFBIによる闇オークションSilk Road摘発の報道で、日人の中哲史が開発した電子貨幣として紹介されていた。調べ直して流通量が10億ドルを超えていることや、この数ヶ月の乱高下を知って驚いた。 正直白状すると初めてBitcoinのことを知った時、興味深いがここまで世界で流行るとは思わなかった。1990年代後半から電子貨幣に興味を持ち、MOJO NationやLETSの試みに注目したが広がりをみせず、その後のSecondLifeで流通したLinden Dollarsや、数多あるゲーム通貨のRMTと似たような流行に終わるのではないかと諦めていたからだ。ところがBitcoinは今

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  • 京速計算機を巡る論点 - 雑種路線でいこう

    ブログ界隈で話題となった京速計算機について、菅副総理が復活に前向きという。事業仕分けでの議論があまりに低次元だったので、これを機にきっちり論点を整理できることは貴重な機会だ。研究競争を勝ち抜くために高速なスーパーコンピュータが必要なことは論を俟たないが、Linpackで1位を取ること自体を自己目的化しては説得力に欠けるし、スパコン自体の必要性と演算装置の国産化とは分けて考えるべきだ。GRAPEの牧野氏が指摘しているように「世界一になるのに1100億どうしても必要なのか」こそ来の論点ではないか。 松井さんといったところからは、「世界一である必要はあるのか」という質問がでていましたが、当に質問するべきことは、「世界一になるのに1100億どうしても必要なのか」ということであったのではない かと思います。メモリバンド幅やネットワーク性能とか色々考えても、高々10Pflopsに1100億は 20

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  • バザール的な政策形成の可能性 - 雑種路線でいこう

    これは議会制民主主義の中で或る程度は実現しているのではないか。特にねじれ国会になって以降、与野党協議を通じて是々非々で法案が修正され、廃案となるものもあった。確かに今の与野党における党内プロセスは決してバザールとまではいえない。もっと組織的に政策立案できるバザールはこれから整備されるべきだし、オープンソースの歴史が示唆的ではある。 誰でも「いいとこどり」はしているのだ。 なぜ政治にそれが出来ないのか。 (略) もう伽藍では持たない。 バザールだなければ、持たない。 私が選ぶのは、バザールだ。 Richard StallmanはエディタのEmacsや開発ツールのGcc、binutilsなどユーザーランドを整備し、最後にLinusがカーネルのピースを埋めた訳だが、そこにはUNIXという共通の文化があり、自由な環境を希求する技術者たちが環境を徐々に構築していった。 PC互換機がなければLinus

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  • 出会い狩りの先にある世界 - 雑種路線でいこう

    mixiから出会い云々ってコミュが一斉に消えたとき、やり過ぎじゃないかと心配した。警視庁から削除要請があった段階で、コミュ運営者だけでなく利用者に経緯と利用規約の趣旨を説明し、充分に検討した上で対応を決めるべきだったのではないか。利用者に対して充分な説明責任を果たさず率先してコミュを削除し「出会いを求める書き込み=出会い系まがい」という出会い系サイト規制法の範疇を超える論理を、事業者として業界に率先して追認したことは残念だ。 もとの出会い系サイト規制法は出会いを業として仲介するサービスに対する法律で、一昨年末に閣法で改正案が提出されたときはSNSやプロフに規制が波及しないよう施行規則の細部に渡って業界・各省が議論し、パブリックコメントに付された経緯がある。それが法律の施行されるなり出会い系サイト以外でのトラブルが改めて提起され、2月ごろからマスコミを通じたキャンペーンや事業者への削除要請が

    出会い狩りの先にある世界 - 雑種路線でいこう
    endo_5501
    endo_5501 2009/04/05
    結構同意。今回の規制によって海外のサイトの方へどんどん人が流れちゃうと思う
  • 鳩山総務相の的外れな発言 - 雑種路線でいこう

    鳩山総務相の発言は理解に苦しむ。現行法で既に児童ポルノの製造は禁止されており、表現として保護されてはいない。直接的に表現の自由と関わるのは単純所持禁止ではなく、準児童ポルノやブロッキングの扱いで、これらは自民党が提出している改正案の附則で調査・検討の必要性に言及するに留めている。表現の自由や通信の秘密を守るべき立場にある大臣が、不用意に「表現の自由が大幅に削られてかまわない」と発言することに対して強い危惧を覚えるし、自民党が提出している児童ポルノ禁止法改正案に対する理解さえ疑わざるを得ない。 鳩山総務相は18日の衆院予算委員会で、児童ポルノを個人的に所有する「単純所持」について「断固として禁止するべきだ。表現の自由で守られる法益と、児童ポルノで失われる人権を比較すれば、表現の自由が大幅に削られてかまわない」と述べ、単純所持を禁止する法改正を進めるべきだとの考えを示した。 わたしは被害児童の

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  • 画一的な英語教育改革は学歴エリートの自家中毒ではないか - 雑種路線でいこう

    先日たまたま大学と産業界から文部科学行政の英語教育がまだまだ手緩いと厳しく批判する場に出くわし、この手の言説が小学校の英語教育とか極論へと導いているのかと考えさせられた。教育は誰しも受けているし、社会に出てからアレもっと勉強していれば良かったという後悔もあるせいで極論に走りがち。自分が生徒であった頃の関係性しか思い返さず、現場で悩みつつコロコロ変わる政策に振り回されて多忙に走り回る現実の教師に思いが至らないのも如何なものか。 このお猿達並の現状を皆さんはお分かりになりますか? 小学校英語に関する現場からの意見は,ことごとく抹殺されています。 大手の英語雑誌もこぞって国を応援。 功成し名を遂げた産業界の方々が、自分にもっと英語ができていればアノ失敗はなかったと悔やむのは分かる。僕は複雑で、中学で留年し、高校で中退し、受験も失敗して大学で留年するなど英語の不出来で人生は大きく狂ったが、普通に英

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  • DRAMが先行する輸出消耗戦の不毛 - 雑種路線でいこう

    独DRAM大手のQimondaが破産し独経済省が支援を検討している。2003年に破綻しかかったHynixが韓国政府の補助金で生き存え、DRAMを乱売し続けたことが世界的な過剰供給を招いた。製造コストを大幅に下回るほど市況価格は低迷し、昨年エルピーダに抜かれるまでHynixに次ぐ世界3位だったQimondaの経営を直撃した。 シリコンサイクルの谷を乗り切れば残存者利益を得られる過去の経験則から、潰すに任せるよりは政府による救済が合理的と考えても無理はない。しかし各国が同じように考えれば市況が悪化したところで各社とも撤退せず、慢性的な供給過剰で価格は回復しない。 これから似たような問題が自動車やFPDでも起こる可能性がある。平時なら経営責任を問われるところ、業績悪化は経営環境の激変と、他国のアンフェアな補助金を原資としたダンピングに負けたのであって、来の国際競争力は高い、経済が回復すれば業績

    DRAMが先行する輸出消耗戦の不毛 - 雑種路線でいこう
    endo_5501
    endo_5501 2009/01/25
    現状のDRAM(液晶テレビとかもか)のチキンレースっぷりはいつ見ても怖気が走る。これはいつまで続くのかなあ
  • 承認欲求って昔から政治権力や宗教の源泉だよ - 雑種路線でいこう

    現代日が非承認型社会なのか、だいたい社会が承認を担保してくれることを期待してる奴ってキモくね、とか思うけど。承認って妙にネットワーク効果があるよね。誰かから認められ、そういう評判があると他の誰かからも認められやすいし、誰かから認められたという自信に裏打ちされた行動が、他からの承認を勝ち取ることもある。だから簡単にポジティブ・フィードバックでベキ法則風に分配されてしまうし「どーせ承認されないし」的ジタバタをやったところでハリネズミ症候群となってしまったり、そもそもエントリーポイントどこ?的な話はある。 この問題、決して昔が良かったとは思えないんですよ。昔からの承認って職能的なところは社会的地位に紐づいていて人にはどうしようもなかったりしたろうし、人格的なところは村社会で非常に狭いところに押し込められていただろうから。そういう諸々が郊外化で崩壊して、団塊世代がヒューマニズム的な教育観を持ち

    承認欲求って昔から政治権力や宗教の源泉だよ - 雑種路線でいこう
    endo_5501
    endo_5501 2008/06/30
    そうか、「承認」って資源だったのか
  • 雑種路線でいこう - どっこいSIerは簡単になくならない

    SIerが変わらなきゃってことには同意。けど日SIerは当分なくならない。少なくとも解雇規制がなくならないとね。米国で何故ユーザー企業が専門家を雇えるかというと、要らなくなったらクビにできるからだ。例えば汎用機とCobolのシステムをLinuxJavaに移行する場合は、汎用機オペレータとCobolプログラマを切って、LinuxオペレータtJavaプログラマを雇い入れる。そういう世界だ。 日じゃ簡単にクビを切れないから、潰しのきかない技術者はできるだけ雇いたくない。そこのところはSIerに押しつける訳だ。重層的な下請け構造が何故あるかというと、SIerも簡単にはクビを切れないんでバッファを必要とするからで、6次とか7次になれば会社そのものが吹けば飛ぶ世界で、労働基準法なんか形骸化しているしね。 今後はユーザー企業がどんどん内製で出来るようなシステム作りを支援する方向に向かわねばならな

    雑種路線でいこう - どっこいSIerは簡単になくならない
  • 三遊間ゴロを拾うと三文の得 - 雑種路線でいこう

    困ったことに私の周りでも自分の得点になる仕事しか引き受けない馬鹿が多い。「ロールじゃありませんから」「リソースが逼迫している中でプライオリティをつけますと」「大事とは分かるのですがスコアカードに反映されないもので」かといって持ち場を固定している奴が、ちゃんと出世するかとうと、そういう訳でもない。不思議なものである。 入社3年目くらいに役員を捕まえて「みんなスコアカードを埋めることに血眼ですが、あれを埋めたって偉くなれる訳じゃないですよね」と聞いたところ「そこに気付かないような奴に偉くなってもらっちゃ困るよ。管理職の仕事なんて、抜け漏れを見つけては塞いで、次からそういう抜け漏れがないよう見直すのが仕事なんだから」と返された。*1まあ、誰もが偉くなれる訳じゃないし、現場が勝手に「会社のために」と優先順位を無視して暴走したら収拾がつかないから、官僚主義だって必ずしも悪いことではない。ただ、仕事

    三遊間ゴロを拾うと三文の得 - 雑種路線でいこう
  • 大衆としてのネットイナゴ - 雑種路線でいこう

    竹田陽子先生の絶賛していた『哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造 (叢書「世界認識の最前線」)』を探して紀伊国屋をウロウロしていたら,リップマンのがいまさら翻訳されているのをみつけて手に取った.彼の『輿論』*1は予備校時代に読んで感銘を受けたとはいえ,かれこれ80年近く前の論考だし,それほど期待してはいなかったのだが,読んで身震いした.80年前に書かれた政治評論が今なお新鮮に読めるって,すごいことだよね.というか『輿論』も『幻の公衆』も,彼の30代前半の仕事だったということに焦りを感じたりするのだが. 幻の公衆 作者: ウォルターリップマン,Walter Lippmann,河崎吉紀出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2007/06/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (28件) を見るリップマンが書で書いていることは要するに大衆の総意などどこに

    大衆としてのネットイナゴ - 雑種路線でいこう
    endo_5501
    endo_5501 2007/07/06
    なるほどー
  • ていうかコモンローってLL? - 雑種路線でいこう

    きのうは神田の串揚げ屋で,エンジニア相手に著作権法制談義. 「なぜGoogleやYoutubeを日でやろうとすると著作権法に引っかかるのに,米国では大丈夫なんでしょう.別に中国のような海賊版天国でもないのに」 「やっぱフェアユースとセーフハーバーが大きいんでしょうかね.日にもプロバイダ責任制限法があるけど,刑事だと免責されないから,Youtubeとかは法的リスクが残るのかな. 米国では議会が法律をつくるから,割といい加減だけど時宜を得た法律がつくりやすいんですよね.日は官僚が法律をつくるから,どうしても接する機会が多くて声の大きい権利者の顔ばかりみちゃいがちなのかも」 「日でも議員立法があるじゃないですか」 「あるといっても例外だし,法案をつくるのがすごく難しい.既存の法体系と矛盾がないように内閣法制局が緻密な調整を施します.そう,すごい複雑なフレームワークの上でプログラムを書いて

    ていうかコモンローってLL? - 雑種路線でいこう
  • 技術者不足説にみる員数主義 - 雑種路線でいこう

    最近あちこちの記事で,組み込みプログラマが9万人も不足しているという話が引用されている.どうもこの辺がネタ元っぽいのだが,サイトが落ちているのかpdfをダウンロードできない. プログラマの需要なんて開発環境の生産性や,事業者の統廃合でいくらでも変わり得るし,特に組込系のように資源が潤沢でないシステムの場合,足りないからといって即席で育成できるものか疑わしい. ちょうど文藝春秋の最新号が太平洋戦争のことを特集していて,そこで旧陸軍の悪しき員数主義について触れている.書類上の体裁を整えるために戦闘能力や兵站を無視した配置を行い,何割もの兵を犬死させ,餓死させてしまったという話だ. 技術者不足説も員数主義と似ていて,確かに雇用者数のカーブをつくり,あちこちで技術者が足りないという話を集計すると,○万人足りないという話になるのだろうが,員数を埋めればプロジェクトを完遂できる訳ではなかろうという話は

    技術者不足説にみる員数主義 - 雑種路線でいこう
  • 「日本への執着」が日本のソフトを弱くする - 雑種路線でいこう

    宋文洲氏は日のソフトウェア技術者の卑屈な「日人特殊論」こそ日に於けるパッケージソフトが流行らない理由と論じているが,これはミスリードも甚だしい.IBMが独禁法の排除勧告を受けてハード・ソフト分離を行って以来30年有余年の歴史を持つソフトウェア産業振興の議論を蒸し返し,ちょっとした補助金を受け取ろうという魂胆なら却って芳ばしい時代錯誤かも知れないけど. 確かにパッケージソフトウェアが入りにくいことは日のエンタープライズ市場の際だった特徴だが,これは宋氏の論ずるパッケージソフト・ベンダの怠慢より,長らく閉鎖的だった資市場やユーザー企業の問題である.土地や機械といった実物資産を担保にしか資金を借りられず,株式会社をつくるのに一千万円もの資が必要だったから,多くの零細ソフトハウスがリスクを取れず人月商売に精を出した.80年代,90年代を通じて生まれたなんちゃってパッケージ業務ソフトの多

    「日本への執着」が日本のソフトを弱くする - 雑種路線でいこう
  • はぢめてのぷろぐらみんぐ - 雑種路線でいこう

    気付いたら長男が保育園の年長になっていた.幼稚園の年長というと,ぼくがPC-6001のMicrosoft N-60 BASICで親父お手製のプログラムで足し算や引き算を覚えた頃で,テープレコーダからプログラムを読み込むために"load"とか"run"といった命令は覚えていたし,プログラム名を入力するためにアルファベットの小文字を覚えたり,だらだらとプログラムが流れるのが楽しくて,"list"というコマンドで遊んだりした頃だ.そろそろうちの子にも,お絵描きやWebブラウズやGoogle Earthばかりでなく,プログラミングの醍醐味を教えねば. あの時代はオープンソースも何も,プログラミングの方法としてはBASICと機械語しかなくて,売り物プログラムであっても,基的に何もかも丸見えであった.さっぱり中身は分からなかったけど,子供なりにBASICプログラム部分の定数を適当に書き換えて変化を眺

    はぢめてのぷろぐらみんぐ - 雑種路線でいこう
    endo_5501
    endo_5501 2006/05/06
    そうか,Squeakか
  • 雑種路線でいこう - 自分が使い捨てられるのが怖くて会社を使い捨てる生き方

    ぼくが大学に入って間もなくアキバの雑居ビルにあるジャンク屋で店番をしていた頃,DOS/Vの普及でパソコンの価格が暴落し,消費税が5%になって客足もパタリと止まり,メモリとかも潰れた問屋からのフロア買いが横行して香港のスポット価格よりアキバの店頭価格の方が低いという無茶苦茶な状況になってたんだけど「あのいい歳して量販店の店頭でハッピ着てパソコン売ってるおっちゃんたち,20年くらい前は系列SI業者でRPGとかJCL使ってホスト運用してたんだぜ」とか店長にいわれて,あーIT業界というのはこうやってヒトを使い捨てにしていくのか.グループでずっと面倒みてくれるのは親切という気もするけど,恐ろしい世界だな,と思った.自分はどう生きれば,20年後にハッピ着て量販店の店頭で接客しているのではなしに,自分の経験を糧に,周囲から尊敬され,やり甲斐のある仕事にありつけているんだろうか,と悩み始めた. 間もなくジ

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  • 雑種路線でいこう - インフラただ乗り論やバックボーン不足論の虚妄

    不思議な議論だ.地方の零細プロバイダって,まだあるんだっけ.あってもインフラは大概アウトソースしてるよね.テレホーダイとかフレッツとかブロードバンドとかで潰れるべき零細プロバイダはとうの昔に潰れて名前だけプロバイダのまま顧客管理業に徹してるんだから,誰も困らないのですよ.技術革新についても,WDMの波長多重数であれルータの処理能力であれ,すごく困るほど低迷している訳ではない.京都議定書との絡みで,消費電力をどうするとか細かい問題はあるけどね.だいたい,インターネットはもともとベスト・エフォートというくらいで,パイプのどこかが詰まったところで遅くなるだけのことだ.*1 いまさら従量課金なんか,どこもやらないでしょう.面倒だし,みんなが一斉にやらないと従量課金に移行した事業者から顧客が逃げるだけだし,一斉に従量課金にシフトしようものなら,独占禁止法に抵触してしまう.よしんば苦しいキャリアが何社

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  • 情報サービス産業のミクロとマクロ - 雑種路線でいこう

    インドに行って思ったこと。技術者は若く、高いモチベーションを持ち、訓練され、マネジメントは欧米流。やっぱり数字に強く交渉ごとが大好きで、大学でコンピュータ・サイエンスを学んだ人材も多い。CMM Level 5を取得している企業の半分以上がインドだとか、とことん属人性を排した開発・運用だとか、聞いてはいたけど安い賃金とか、職場というよりライフスタイルごと技術者に提供して囲い込もうとするところとか。自信を持ってるし勢いが違う。 これまでは素直にEAとかITSSは進めるべきだし、日版CMMが頓挫したのは国内SI業界の甘えだと思い込んでいた。しかし各企業が当に文書を整備して適切な開発方法論に沿って標準化された方法でシステムを開発するようになると、これまでよりも業務が切り分けられ、実装工程の多くはインドあたりに外注したほうが経済的ということになりそうだ。しかも、その土俵に乗っても却って日企業は

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  • ITアーキテクト諸君、君は本当に姉歯建築士を笑えるか? - 雑種路線でいこう

    いま仕事でバンガロールにいる。インド人というのは当に25x25くらいまで覚えているらしく、インド人のツアコンの前で1万円札を両替したら、いきなり1の位まで5桁の割り算を暗算されて、びっくりした。この調子なら、32bitや64bitの2進、10進、16進の変換なんざ一瞬であろうし、さぞ素晴らしいプログラムを書いてくれるのではないか、と期待が沸いてくる。にしても、話し始めると止まらないし、妙に聞き取りにくい英語を話す人々なので、口から生まれてきたのではないかと評されがちな私でさえ、あまり長丁場の議論はしたくない。理詰めで延々と議論が続くものだから、曖昧な仕様書を渡そうものなら、きっと著しく生産性が下がるに違いない。仕様のはっきりしているカーネルやプロトコルスタックとか、機能のはっきりしたミドルウェアとか、いまあるソフトの最適化は頼みたいけれども、業務システムとかユーザー・インターフェースとか

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