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ブックマーク / www.miyadai.com (22)

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    98年の秋に、ある出版社の編集者に対して、東浩紀『存在論的、郵便的』と社会システム理論との関係について語ったものです。 宮台、東浩紀の〒(郵便を語る その1 僕に言わせると、僕の言説の内部に意味にも強度にも還元できない両義的なものを探すというのは、非常に反動的な身振りです。僕の語ったことの内部にそれを見い出さなくてはいけないという必然性は全くなくて、世界の中に見い出せばいいわけですから。 つまり、僕のしゃべっていることが重要だという前提になっちゃうじゃないですか。僕のしゃべっていることは別に重要でも何でもないし、もうちょっと厳密に言えば、それが一貫しているかしてないかというのは、さして問題ではない。僕にとっては問題です、一貫したものを提示しようとする僕の個人的なオリエンテーションや目的はありますけども、それと全く無関係に、僕のを読む人が、「宮台が言っているから」とか、「宮台の言ってい

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    REV 2012/11/30
  • エリート論に関連してパターナリズム論を書きました。 - MIYADAI.com Blog

    今日パターナリズム研究が重要な理由 〜グローバル化と民主制の両立不能性〜 目次 【グローバル化による困難と、日であるがゆえの困難】 【グローバル化による困難:リスクの配分と感情の政治】 【日であるがゆえの困難:エリート層と非エリート層】 【今日も全く変わらぬ日の状況:尖閣諸島と北方領土】 【日的状況の進展の歴史:クレージークレーマー問題】 【共同体空洞化に見舞われた日を追いかける先進各国】 【共同体は全体主義のインキュベーターかストッパーか】 【自立的/依存的個人と、自立的/依存的共同体の関係】 【実践論へ:住民投票とワークショップの組合せの意味】 【民主制の条件が不十分ならばパターナリズムは不可避】 【グローバル化による困難と、日であるがゆえの困難】 ■今日パターナリズム研究が重要な理由は二つある。二つとも学の外側からつきつけられた要求である。第一は、グローバル化即ち〈資

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    REV 2012/10/13
    「その問題とは〈全体を見ない新住民的な排除の論理〉だ。典型的には〈クレージークレーマー(以下CC)〉問題として現れる」 / まあ、啓蒙君主が《幸運にも》現れないと衆愚に埋もれて国が死ぬ、と。
  • 「援助交際」とは何か(ある場所に書いた記事です) - MIYADAI.com Blog

    1950年代後半の男女交際誌で長期的愛人契約の意味で用いられたのが最初の用法。今日のように売春の意味で使われるようになったのは90年代に入ってからだ。85年に誕生して瞬く間に全国化したテレクラが今日につながる援助交際の歴史の出発点にあった。 テレクラには当初売春は殆どなかったが、出会ってすぐに性交できるという事態の未規定性を規定化するべく、男性が自発的に「お小遣い」を置いていく現象が頻発した。それを前提に、80年代末になると「お小遣いがほしいんだけど」と持ちかける若い女性が増えた。 90年代に入ると、テレクラに加えてNTT伝言ダイヤルやダイヤルQ2サービス上で、出会いを求める女性コールの大半が売春希望という事態に発展した。この頃から、かつての長期的愛人契約の意味でなく、一回限りの売春という意味で「援助交際」の語が使われ始める。 92年夏から都内で使用済の下着や制服をマニア向けの店(ブルセラ

  • 「対等な日米関係」のすすめ  マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 - MIYADAI.com Blog

    http://www.videonews.com ■マル激トーク・オン・ディマンド 第440回(2009年09月12日) 「対等な日米関係」のすすめ ゲスト:孫崎享氏(元外務省国際情報局長) <プレビュー> http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_440_pre.asx 民主党は「対等な日米関係」という表現を好んで使う。民主党はマニフェストにもそれを盛り込んでいるし、民主、社民、国民新党の連立合意文書にも「緊密で対等な日米同盟関係」という文言が盛り込まれている。先日物議を醸した鳩山論文でも「対等」が強調されていた。しかし、「対等な日米関係」とは何を指しているのか。そもそも現在の日米関係は当に対等ではないのか。 日の安全保障の根幹を成す日米同盟は、これまで何度か変質を繰り返してきた。著書『日米同盟の正体』

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    REV 2009/09/15
  • テレビ論をかきました - MIYADAI.com Blog

    ──────────────────────── 政治的ニュースが重要になる中、テレビがメディアとして持ちうる力とは? ──────────────────────── 【マスメディアの凋落は「場」の凋落と関係する】 広告収入やセットインユース(スイッチが入った受信機器の総数)の減少という形で、新聞やラジオやテレビなどが凋落しつつある。他方で、労働市場の縮小や麻生内閣の疲弊で世の中は暗いムードである。そんな中、一部の局は四月編成からニュース系へのシフトを強める模様である。 これは合理的対応だ。音楽の世界では、ITMSに見るようなアーカイブス化&インターネット化と、享受者の「島宇宙化」を背景として、CDシングルを購入して新曲にアクセス(して話題に乗り遅れないように)する必要が消えた。程度の差はあれテレビの娯楽番組もそれを追いかけよう。 だが娯楽系からニュース系へのシフトで生き残れるほど世の中

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    REV 2009/03/13
    「社会システム理論家ルーマンによれば、一企業にとっては不合理に見えるが、「今は高度消費社会だ」というコスモロジーを企業が共同で維持するための「税金」だと考えれば合理的だ。 」
  • (上にアップロードしたものの続き[容量限界ゆえ]) - MIYADAI.com Blog

    【最後に:永続するだろうバトクロワイヤル過程】 「現実」の位階秩序が崩れ、平行して「現実」と「虚構」との間の序列が崩れた結果、こうした崩れを前提として、「虚構の現実化」に勤しむ「セカイ系」と、「現実の虚構化」に勤しむ「バトルロワイヤル系」とが、拡がるようになりました。いいかえれば「ゲームを現実のように生きる人々」と「現実をゲームのように生きる人々」が増えています。1996年には前者が目立つようになり、2001年頃からは後者が目立つようになりました。 社会学の思考伝統は、「前提を遡ること」や「文脈を参照すること」によって、自明性を突き崩すところにあります。前提のそのまた前提のそのまた前提…。文脈のそのまた文脈のそのまた文脈…。遡及すればするほど、不動の枠組がヘナヘナになって、確かな正義も大きな権威も消えてしまう――。社会学の分析には、そうした「再帰性による相対化(relativization

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    REV 2009/03/09
  • 米国での学会用の英語配付資料の日本語版 - MIYADAI.com Blog

    ──────────────────────── 1992年以降の日サブカルチャー史における意味論(semantics)の変遷 ──────────────────────── 序 『サブカルチャー神話解体』以降の2つの変化 【『サブカルチャー神話解体』以降】 私は『サブカルチャー神話解体』(1993)などの著作を通し、戦後日のサブカルチャーの変遷史を、社会システム理論の枠組を用いて記述してきました。社会システム理論の枠組は、従来の「上部構造と下部構造の二元論」から区別される「コミュニケーション一元論」の枠組で、コミュニケーション以外のものを要素としないシステムのダイナミズムを記述します。 戦後復興の時代から高度経済成長の時代まで、すなわち1970年代前半までは、日のサブカルチャーは、経済決定論や下部構造決定論によって説明しやすかったのですが、耐久消費財がゆきわたって「モノの豊かさ」

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    REV 2009/03/09
    「。東京の私立エリート高校の生徒たちが、「他の人々がついてこられないようなゲーム」として、突出した振る舞いを始めたことが、ナンパ系とオタク系の両方のルーツです。 」
  • 『14歳からの社会学』再度品切れとなりましたが直ちに回復いたしました。 - MIYADAI.com Blog

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    REV 2008/12/13
    「来年1月には都内の高校で、高校生を集めた読書会&質問会をします(クローズドです)。 」 一本釣り?
  • 映画『国道20号線』について長い文章を書きました - MIYADAI.com Blog

    ────────────────────────────────── 富田克也監督(相沢虎之助共同脚)の『国道20号線』がなぜ世紀の大傑作なのか ──映画が描く〈世界〉の中に私がいるというアレゴリカルな体験の貴重さ── ────────────────────────────────── ■この映画はいい作品かどうか。高校生の時分から映画の出来を評価する個人的な判定規準がある。第一は「〈世界〉は確かにそうなっているな」と思わせられるかどうかだ。後にヴァルター・ベンヤミンを学び、それが「アレゴリー」と呼ばれる性質に関わることを知った。 ■このような判定規準を誰かに教わったわけではない。映画の鑑賞体験を通じて自然に身についたものだ。だが私にとって決定的だった鑑賞体験がある。それは中二の時、新宿の『アンダーグラウドの蠍座』で立て続けに見た、若松孝二と足立正生の映画作品の体験である。 ■麻布中学

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    REV 2008/07/21
    「私が「これはいい映画だ」と思う作品は、第一に、〈世界〉は確かにそうなっていると思わせるアレゴリーがあるかどうか、第二に、そのアレゴリーを一瞬の光景に圧縮したかのようなシーンかあるかどうか、で決まる」
  • 某全国紙に掲載されるはずだった秋葉原通り魔事件のコメント - MIYADAI.com Blog

    某全国紙に掲載されるはずだった秋葉原通り魔事件のコメントが、地震で「とび」ましたので、かわりにこちらに掲載します。 **************************************************************** 社会学者の宮台真司・首都文学東京教授(49) は携帯サイトの書き込み内容からこう分析する。 『現実でも一人。ネットでも一人』『みんな俺を避けている』などの書き込みから見ると、加藤容疑者は社会に居場所が見つけられない不満を強く感じている。背景には若者文化の変質があろう。 かつては人づきあいが苦手な若者たちの『もう一つの居場所』が若者文化の中にあり、秋葉原もその象徴だった。今はオタク文化もネット文化もまったり戲れる場所。被害者の一部がそうだったように秋葉原も今は友達と連れ立っていく所だ。友達がいない者には秋葉原でさえ居場所にならない。 他方『県内トップ

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    REV 2008/06/15
    「教育界や親がいまだに『いい学校・いい会社・いい人生』である。」「親はかつての常識から抜けられない。」「成績よりも友達がいないことを心配しない大人たちのダメさに問題を感じる。」勉強する暇があれば恋を
  • 『靖国 YASUKUNI』騒動を巡る巷の議論は、本質を全く捉えていない. - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 『靖国 YASUKUNI』騒動を巡る巷の議論は、質を全く捉えていない. « 映画『接吻』は意外にもフツーの映画でした… | 『映画芸術』誌上で僕が昨年ナンバー1の日映画だと評価した『国道20号線』 » 『靖国 YASUKUNI』騒動を巡る巷の議論は、質を全く捉えていない ──靖国議員も自称右翼も映画館も悪くない、であれば何が問題か── ■李纓(リ・イン)監督監督の映画『靖国 YASUKUNI』を巡る混乱が続いている。昨年の話だが、この映画については寺脇研氏・荒井晴彦氏らとの座談会で、私も内容的な論評をしたことがある。今回は内容的な論評ではなく、この騒動を巡る議論を検証したい。 ■議論の前提となる限りで内容に触れる。1960年代から周知となったドキュメンタリー技法を用いた佳作だと感じる。その手法とは、Aという立場に寄り添って感情

  • 出でよ、新しき知識人  「KY」が突きつける日本的課題 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 出でよ、新しき知識人  「KY」が突きつける日的課題 « M2Jpop批評(TBSラジオ)のオンエアは1月4日。予告編的な文章を書きました | 小林よしのり&荻上チキ&富岡幸一郎の三氏と鼎談しました。テーマは「デマ合戦」。 » いよいよ自民党の支持率が2割台前半、民主党の支持率が3割台後半になってきました。 どこぞの馬鹿がどうして宮台は自民党にロビイ活動をしないのだなどとほざいていました。 90年代半ばからの絶対得票率趨勢分析をすれば自民党に未来がなかったのだから仕方ない。 自民党ごときにひきずられて沈没したくはありません。 自民党内は一挙に政界再編にむけて動きだしつつあります。 中川昭一と平沼赳夫が安倍晋三を引き込みんで麻生太郎を代表にした保守新党を作る動きがあります。 自民党が将来的に立ちゆかないことがやっと誰の目にも明白にな

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    REV 2007/12/22
  • ずいぶん前ですが押井守『パトレーバー』についてのインタビューに応じました - MIYADAI.com Blog

    ―― まず『パトレイバー』との出会いからお聞かせください。 宮台 劇場版一作目が最初です。僕は85年からテレクラやナンパにはまってサブカルチャー方面から一度離れています。僕は1959年生まれで、僕ら世代は「新人類世代」と呼ばれるけど、「SF世代」であっても「アニメ世代」じゃない。僕も「アニメマニア」じゃない。僕の世代でアニメにはまったのは、地方の中学高校にいた人の一部や、弟とか年少者とコミュニケーションがある人だけでしょう。僕も「新人類世代」のご多分にもれず「アニメマニア」じゃなかった。それが、87年に東大助手になって学生と付き合いが始まり、学生で勧められて『パトレイバー』の劇場版、そしてOVA版を観るようになりました。 ―― では劇場版からご覧になられていかがでしたか? 宮台 よく出来ていました。「東京ノスタルジー」のモチーフに感動しました。現在まで続くノスタルジーブームの嚆矢ですね。実

  • 天才監督・笠木望さんの新作『Tokyo Real』の公開は東京では8月31日までです! - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 天才監督・笠木望さんの新作『Tokyo Real』の公開は東京では8月31日までです! « [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました | 8月末『官邸崩壊』が上梓される上杉隆氏を招き、萱野稔人氏・神保哲生氏とトークしました。 » 僕が長く審査員をしてきた水戸映像祭コンペで、何年も前に受賞した笠木望監督の新作(共同監督)が公開中です。渋谷のQ-AXで8月31日まで公開しています。 ──────────────────────── 渋谷と聞き、女子高生と聞いて、下品な欲望を抱き、「見世物」を期待する、 我々の滑稽な自画像を映し出す批評性を、映画『Tokyo Real』に見出す。 ──────────────────────── ■渋谷を舞台とする映画はたとえ意識しなくても必ず戦いを強いられる。「見世物映

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    REV 2007/08/26
    「地元進学校(麻布など)のブルジョア高校生らのパーティカルチャーから、チーマーが出てきた。」
  • 日本のサブカルは今年もますます「痛み」や「悲劇」から遠ざかりました - MIYADAI.com Blog

    ──────────────────────────────────────── 「死にオチ」作品が溢れる日。少しも痛みを感じない。真に痛いのはこちらに突き刺さってくる悲劇のみ。真の悲劇を映画『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』に見出す ──────────────────────────────────────── 【だらしない「死にオチ」を越えよ】 ■過去8年間、年末になるとTBSラジオで宮崎哲弥氏と一緒に年間音楽の総括番組『M2:J-POP批評』を放送し続けている。実は「J-POPは終った」は三年前の物言い。今や常態なので話題にもならない。以降は番組名に反して映画漫画テレビをも取り扱ってきた。 ■番組で私は、年間の音楽映画漫画などのサブカル全体を一言で括ることにしている。昨年は「主語の欠落」。誰が主語であってもいいような入替可能なモチーフの隆盛を言う。今年は「痛みの欠落

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    REV 2006/12/14
    「セカイでなく「自分が生きる〈社会〉をちゃんと含んだ〈世界〉」が織りなす理不尽──〈世界〉の根源的未規定性──を描いてこそ、現実の痛みとして突き刺さるだろう。」
  • 「日本中の碇シンジ君たち、殻の中から出てくるのだ!」の巻 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 「日中の碇シンジ君たち、殻の中から出てくるのだ!」の巻 « [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 | 東京カワイイ戦争に参戦? » 『ガンダム』と『エヴァ』と 市民権を得たオタクさん ミ:ミュウコは思うんですけど、オタクさんって頭の中に理想の女のコ像がバッチリあって、それに恋してるような気がするんですよね。 宮:心理学者のユングが言う「アニマ」に近いな。アニマとは男性の中にある女性性。田透は『萌える男』で「心の中の『乙女』の部分」と呼んでるね。 ミ:アニメキャラとかフィギュアとかにその女のコ像を投影するのが萌えだ、っていうことですよね。宮台センセェはどう思いますか? 宮:ギリシア神話にこんな話があるの。キプロス島の王ピグマリオンが自分で作った象牙の女神像に恋して、「どうかこの像を人間に変え

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    REV 2006/09/28
    「とにかく昨今は、承認を求める男のコと、理解を求める女のコとの、ミスマッチ。男のコの幼児的な承認欲求は、成育環境を変えない限り、収まらないだろうな。 」
  • ロリコンファルさんの文章を読んでとても驚いた! - MIYADAI.com Blog

    ロリコンファルさん、直前の文章へのトラックバックありがとうこざいます。でも僕の文章をまったくといっていいほど読解できていません。ときには良いコメントをいただけているのに残念なことです。僕が「融和」を推奨している? はあ? 困りましたね。 1)僕は北朝鮮と「融和」するのでなく徹底して「追い込め」と言っています(“ネオコン”にわざわざに賛意を表しています)。 2)北朝鮮を「追い込む」ために日がやる程度の「経済制裁」は役に立たない、つまり「強硬措置」に見えて「融和」と選ぶところがない、ただの人気主義だと言っています。 3)北朝鮮を「追い込む」には、北朝鮮の退路である中国への影響力を行使して、退路を断たせる必要があり、そのためには日頃のリソース蓄積が重要だと言っています。 当たり前の部分を再説しました。もっといろんなことを言ってるんですが。ちゃんと読解できる読者の方々には馬鹿馬鹿しいのでこれでや

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    REV 2006/08/03
  • ミサイル事件直後に収録した対談における宮台発言です。 - MIYADAI.com Blog

    宮台◇ 北朝鮮ミサイル問題は、金正日の暴走というイメージが先行したけど、軍部がミサイル発射を要求して金正日が裁可したという順序のようですね。北朝鮮の権力分布を見るのに最適です。金正日がイニシアチブをとってないなら中国による北朝鮮の牽制も簡単には期待できないでしょう。 [中略] 宮台◇ 今回ラジオ出演が重なったんで、海外メディアの報じ方を検証してみました。米国と中国韓国です。抜きん出て幼稚だったのが日のメディアです。海外メディアは例外なく「発射実験」という言葉なのに日のメディアだけ発射だ発射だと大騒ぎ。むろん「発射実験」です。不安の俗情に媚びる浅ましさ丸出し。総裁選を控えて、「馬鹿の一つ覚え強硬路線」に尻尾を振る「勝ち馬」競争という面もある。四日後にインドもやったように「発射実験」はどこもやってます。NHKに出た江畑謙介氏が「どこでもやってますが」とうっかり口を滑らせたほど(笑)。リス

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    REV 2006/08/03
  • アンチ・リベラル的バックラッシュ現象の背景 - MIYADAI.com Blog

    Letter from Yochomachi さん、トラックバックありがとうございます。 《こういうことは、思っていても口に出してはいけません》(Letter from Yochomachi) 「排外主義的愛国主義者には低学歴か低所得が多い」というのは、文にもございます通り、実証的なデータ分析の結果です。分析手順は、実際に博士論文を読んでいただきたく思います。 博士論文は公開されますので、じきに首都大学図書館で閲覧できるようになります。彼の博士論文は、日アメリカドイツとオーストラリアの四か国に限定して、多様なデータ分析をしています。 ただし、心情倫理に基づく拝外主義的愛国主義を煽る論壇誌を読むのが拝外主義的愛国主義者の内でも專ら高学歴や高所得に偏り、リベラルな論壇誌を読むのがリベラル層でも低学歴や低所得に偏る、といったような事実が存在する場合に限り、リベラルな論壇誌を読む人たちの方

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    REV 2006/03/15
  • MIYADAI.com Blog - 限界の近代・限界の思考 〜境界の正当性を巡って〜

    【UFOの意味論が指し示す危機】 ■興味深いが上梓されました。アメリカ文化の研究者である木原善彦氏の『UFOとポストモダン』(平凡社新書)です。このが興味深いのは、私たちが考える「現実の地平」がどんなものであるのかを、豊富な実例を元に考えさせてくれるからです。 ■木原氏は、見田宗介&大澤真幸&東浩紀による時代区分「理想の時代/虚構の時代/動物の時代」に並行して、UFOの意味論(木原氏は「UFO神話」と呼びます)を、「前期UFO神話/後期UFO神話/ポストUFO神話」に時代的に三区分します。 ■前期UFO神話の時代は1947年から始まり、後期UFO神話の時代は1973年から始まり、ポストUFO神話の時代は1995年から始まります。宇宙人の存在の如何は別にして、各意味論の要素が大きく異なるところから、各段階に対応する社会を見通せるとします。 ■宇宙人の形象に注目すると、「前期〜」は「白人型

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    REV 2006/02/15
    長い。