日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(64)が保釈される可能性が高まってきた。東京地裁が20日、ゴーン元会長の勾留延長を認めなかったのは、極めて異例の判断だ。背景には、長期勾留や同一罪名での再逮…続き[NEW] ゴーン元会長、21日保釈も 地裁が勾留延長却下 [NEW] ゴーン元会長、近く保釈も 取締役会出席できる? [有料会員限定]
現代世界の権力論を、フーコーから始まって、ドゥルーズ(+ガタリ)、アガンベンと渡り、ネグリ(+ハート)の「帝国‐マルチチュード」論へと結びつけるという構想の本である。 発想は東浩紀(id:hazuma)・大澤真幸『自由を考える』(NHKブックス、isbn:4140019670)と並行していて、アガンベンの「ムーゼルマン」論*1や「掟の門」論が出てくるのも共通し、議論の進んでいく方向も似ているのだけれど、この本には東さんや大澤さんへの言及は一つもない。ちなみに、WWFさんの夏の本の原稿のために読みはじめたのだけど、締切に間に合わなかった本である。 私はこの本を読んでようやく「生権力」という概念が理解できた。「生権力」というのは、たんに人を「生かす権力」なのではない。近代までの王の権力や近代国家の多くの権力が「権力の命令に違反した人には死とか苦痛とかを与える」という権力だったのに対して、「生権
『アイアンマウンテン報告』(ダイヤモンド社、1997年4月) 訳者解説 山形浩生 書誌 本書は Report from Iron Mountain: On the Possibility & Desirability of Peace (New York: Dial Press, 1967) の全訳である。翻訳の底本としては、一九九六年にフリー・プレスより刊行された新装版を使用し、これに収録されている新たな序文や書評なども加え、さらに日本からの材料も加えたものとしている。 翻訳に当たっては、DEC HinoteUltra + Windows95 + ATOK8 +MS Word95を主要環境とし、松田徳一郎監修『リーダーズ英和辞典』(研究社)を主辞書として使用している。 本書のなりたち 世界は完全な平和を迎えられるのか。そしてそのためにはどのようなステップが必要なのか。それを現実的かつ具体
今日のイギリス南部もすっきり晴れましたが、朝方ものすごい霧がでまして、10メートル先がよく見えないほどすごい状態でした。相変わらず寒いです。 ミアシャイマーの翻訳作業が終了しまして、現在は訳者あとがきの解説みたいなものを書いているのですが、つくづくミアシャイマーの提案した「バック・パッシング」というアイディアは応用の利くものなので、ちょっとこの概念を使って現在の国際情勢に当てはめて遊んでみようと思っております。 この概念をうまく使って論じているのが国際戦略コラムのYS氏なんですが、最近のコラムでもこれを効果的に使って説明をしております。 もともとこの「バックパッシング」(buck-passing)という言葉はトランプのポーカーゲームから来たものなんですが、アメリカのネオリアリスト(=ディフェンシヴリアリスト)、とくにウォルツやその弟子たちが、大国政治の動きを説明する際に「バランシング」や「
「25歳のとき自由主義者でなかったとしたら、あなたには心がない。35歳になって保守主義者でなかったとしたら、あなたには智慧がない」と、チャーチルは語った。 というのはガセ。 エジンバラ大学のポール・アディスン氏はこう語る。 はい、チャーチルがそのような発言をすることはありえません。なぜならチャーチルは15歳で保守党員になり、35歳で自由党員になったからです。それに、もしそんなことを言ったら、自由主義者として生涯を送った妻のクレミーに対して失礼になります。ですから、「25歳のとき自由主義者でなかったとしたら、あなたには心がない。35歳になって保守主義者でなかったとしたら、あなたには智慧がない」と、チャーチルが語ったというのは間違いです。 原文はこちら。 【THE CHURCHILL CENTRE】 "Conservative by the time you're 35" "If you're
月刊「致知」2月号 今まで知らなかったけど月刊「致知」という雑誌があって、その2月号で渡部昇一氏と中川八洋氏が「なぜ女性・女系天皇ではいけないのか」をテーマに特別対談をしている。 その内容が、日本会議首都圏地方議員懇談会のブログで紹介されているけど、今までから右派の男系天皇論者から何回か聞くことの出来た「女系天皇は左翼の陰謀」だという左翼陰謀論の極北に位置する内容だった。 彼らによると、皇統断絶による天皇制自然消滅のシナリオは、共産党が1970年初頭から、30年かけて準備し、狡智に構成してきたもの。小和田家の家系から見て内親王の誕生しか期待できないと予測し、愛子さんが誕生して以降、内閣法制局の共産党系法律事務官に命じて女性・女系天皇制度導入の動きが本格化したらしい。当然、今回の有識者会議メンバーも、この内閣法制局の共産党系が選んだ「天皇制廃止のプロ集団」とのこと。 また、「男系男子のみ神武
* 小泉遺言スクリプト内閣 忙しくて組閣の日程まで忘れて、更新休みますとか言ってしまって、実にカッコ悪いけどまた書いてしまう。 今回の組閣の意図は、民主党 前原誠司代表の談話を裏返しに読むと見えてくる。 「私は正直、実力者の方が多いと思いますよ。それだけ総理の本気さが出ているんじゃないですか。奇をてらうような人事はあまりなかったし、実力者の方が多いのではないかと思います」 正直な発言で驚くし、それは評価すべきだと思うけど、これは、右の加藤鉱一という感じ。やはり純粋まっすぐ君で政治家には向いてない。政治家は正しいことをそのまま言えばいいものではない。 この組閣は、前原さんにとってはほぼ正しい人事で、私も同じ意見だけど、当然ながら違う意見の人もいる。民主党に山盛りいる自分と違う意見の人に前原さんは目を配ってない。 二階俊博経産相のような微妙な人事は前原さんにはできないだろう。対中強硬派を外相と
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