90年代、バブル崩壊とともに誕生した「3K」という言葉。元来、土木建築などに従事する肉体労働者に該当していた3Kは昨今、職業の多様化によって「K」の中身が変化し、ホワイトカラーにも浸食してきている。現代の労働者を蝕む「K」とはいったい何か? 7/8発売の週刊SPA!に掲載されている『[新3K職業]ヤバすぎる裏側』では、過酷すぎてヤバいと噂の職業の舞台裏を徹底取材。「新3K職場」の実態をリポートしている。 ここでは、ことあるたびに何かと話題になる「大阪市職員」の「新3K化」について紹介しよう。 ◆大阪市職員の新3K⇒「休暇がない」「規則が厳しい」「恐怖政治」 「休日には“オバケ”が役所にぎょうさん出よりますわ」 橋下徹大阪市長が就任して以来、一変した役所内の様子を市職員の吉田高志(仮名・44歳)さんはこう話す。彼ら市職員の間で言われる“オバケ”とは、休日出勤する職員のこと。成果主義を公務員に