この15カ月間は人々にとって、とりわけ女性にとって、とてもつらい日々でした。自分でコントロールのしようがないこと、そしてアメリカの恥部が明らかになるようなことがたくさん起こりました。アフリカ系やアジア系のアメリカ人には特に耐えがたかったはずです。ロックダウン中は、さまざまなメンタルヘルス問題が浮き彫りになりました。そして生き抜くために、なによりもまず自分自身に対して思いやりを持たなければならないということが明らかになったのではないでしょうか。 つまり「自分はこれでいい」という気持ちが、「ずいぶんがんばってるね。大変だよね。私はあなたの味方だからね」へシフトしたのです。後者のほうが確実に思いやりがあるうえ、より現実的なものの見方でしょう。さらに、セルフ・コンパッションのメリットを明らかにする研究は枚挙にいとまがありません。自分の苦しみを認め、友人や我が子に対するように自分をいたわると、不安や