いまやアルゼンチン代表の監督となったマラドーナ。彼の後継者については、リオネル・メッシを置いてほかにないと衆目は一致している。しかし、メッシの前には別の後継者候補があまたいて、現在もまだいる。 ■アリエル・“エル・ブリート”・オルテガ ディエゴ・マラドーナは1994年のワールドカップ(W杯)米国大会のドーピング検査により大会途中で出場停止となった。そこで現れた最初の後継者候補が、アリエル・オルテガだった。似たような髪型、背格好、“エル・ブリート(オルテガの愛称で小さなロバの意味)”はドリブルの名手だった。やがて10番のシャツを与えられたオルテガだが、それはあまりにもプレッシャーが大きかったようだ。 バレンシア、サンプドリア、パルマ、フェネルバフチェと渡り歩くも、どこへ行ってもファンの信頼を得られず。アルコール中毒と妻への暴力も問題にされた。現在はアルゼンチン2部リーグのインデペンディエンテ