4月11日、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が味の素スタジアム西競技場を訪れた。目的はU-18年代の最高峰リーグ戦である高円宮杯プレミアリーグEAST開幕戦の視察である。A代表監督が育成年代のリーグ戦を視察するという異例の出来事を受けて、現場には多くの報道陣が詰め掛けた。 「若い年代の日本の子たちがどのようなプレーをするのか、日本のフットボールがどのように発展したのかを観たかったし、日本のフットボールをより良く知るために来ました。長所と短所を知るために来たということです。私はフットボールのエリート集団であるA代表を指導していますが、その選手たちが若いころにどのように育ってきたかを知り、比較するために来ました」 ハリルホジッチ監督は視察の意図をそんな言葉で説明する。課題があるなら、その原因は育成年代にあるという発想があるのだろう。選手のサッカー観がどのように形成されたのかを知るためにも、