日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は20日、都内のJFAハウスでメディアブリーフィングを行い、秋春制へのシーズン制移行に関する提案の内容と、そのメリット等について説明した。21日に行われるJリーグ理事会では、この提案についても議論される予定だが、今月14日のJリーグ実行委員会では、(1)雪国での練習・試合・観戦等の環境整備(2)リーグ戦開催可能期間が約1か月短くなること(3)移行によるクラブ経営上のリスク(4)年度をまたぐことによるスタジアム使用調整――などを理由に、8割の実行委員が移行に反対の姿勢を示したとされる。 JFA側は、2022年11月21日から12月18日まで開催されるカタールW杯が行われる2022年からのシーズン移行を提案している。2022年シーズンはW杯前のキャンプ期間などを踏まえ、10月上旬にはリーグ戦を終える必要があり、現在と同じ春秋制の場合、約7か月半の過密開催