大統領選挙は3日の投票後、7日のペンシルベニア州の当確で、バイデンの勝利で幕を閉じたはずだった。24日には政権移行も開始し、バイデンは選挙の終わりをTwitterでつぶやいた。それでもなぜか、25日になってもトランプ大統領は「不正選挙!」とつぶやき続ける。 アメリカでは過ぎたことになりつつあるこの選挙だが、なぜか日本から沸き起こり続ける不正選挙デマについて現地、NYからリアルタイムドキュメンタリスト、大袈裟太郎が検証していく。 開票当初、赤い州(共和党地盤)の当確が早々と決まっていく中で、トランプがリードしているとの報道がなされたが、筆者としてはこの報道自体に疑問を持っていた。現在確定したバイデン306対トランプ232という結果ですら、世論調査を元にした私の事前予想との誤差は50州+首都DCの51選挙区のうち、たった2州に過ぎない。 そして、スイングステートで勝敗が決まることは予想がついた