東日本大震災:スカイツリー、3・11地震映像公開 足場きしみ、生々しく ◇地上500メートル、作業員うつぶせ 大林組などは20日、今年3月の東日本大震災発生時の東京スカイツリー工事現場の状況を映した映像を初公開した。地上約500メートル付近で、作業員がうつぶせになったり、安否確認や避難に追われる様子、足場がきしむなどの生々しい状況が記録されていた。 ◇発生〜19日まで、13分52秒記録 公開された映像は3月11日の地震発生時から、634メートルに到達した翌日の19日までの計13分52秒。3月11日はアンテナ部分のゲイン塔を619 メートルから625メートルまで引き上げる作業をしており、残り20センチでこの日の作業を終えるところで地震に遭遇した。 震災後の12〜17 日は被災状況の点検や余震、強風のため、通常の作業を見合わせた。交通機関がストップするなどの影響で、出勤できたのは作業員約800