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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (17)

  • 2等星に陥落!ベテルギウス減光のゆくえ

    昨年末より記録的な減光を見せているオリオン座のベテルギウスの明るさが、1.5等級よりも暗くなったことが確実となった。 【2020年2月5日 高橋進さん】 オリオン座のα星で、全天でも最も有名な1等星の一つでもあるベテルギウスが昨年秋から暗くなってきていると話題になっていましたが、とうとう2等星になってしまいました。この後どのように推移していくか非常に興味深いところです。 オリオン座のベテルギウスは進化の進んだ赤色超巨星です。脈動により0.3等から0.9等くらいまでをおよそ400日くらいの周期で変光する半規則型変光星です。このベテルギウスが昨年の9月ごろから減光を始めました。12月には1.0等を切り、観測史上最も暗い減光などと言われました。 その後も10日で0.1等暗くなるというスピードで急速な減光が進み、1月30日に大金要次郎さんが行った光電測光のV等級で1.54等になり、眼視観測者からも

    2等星に陥落!ベテルギウス減光のゆくえ
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    endo_5501 2020/02/05
    そんなに減光しているんだ
  • 摂氏1300度にも達する木星の大赤斑上空

    赤外線観測で木星の上層大気の温度を調べたところ、大赤斑の上空が周囲よりもかなり高いことが明らかになった。 【2016年7月29日 Boston University】 太陽から遠く離れている木星は低温の世界だと思われがちだが、その大気の上層部は摂氏500度以上もある。「熱圏」と呼ばれるこの層の存在は地上の天体望遠鏡やNASAの探査機ボイジャーによって40年前に明らかにされたが、その熱源は今でも不明のままだ。 米・ボストン大学のJames O'Donoghueさんたちの研究グループが赤外線で木星の高層大気を観測したところ、その一部が周囲よりもさらに高温であることが明らかになった。その部分とは、地球数個分ものサイズを持つ太陽系最大の嵐、大赤斑の上空だ。大赤斑の上空800kmのエリアは、摂氏1300度にも達している。 大赤斑の上層大気が高温となっている概念図(提供:Art by Karen Te

    摂氏1300度にも達する木星の大赤斑上空
  • 地球外生命からコンタクトがない理由

    生命の進化を調べた研究で、若い惑星での暴走的な加熱や極度な低温化のため、誕生した初期の生命は多くの場合死に絶えるだろうという説が発表された。他の惑星の生命からコンタクトがないのは、高度に進化する前に絶滅してしまったためだという。 【2016年1月27日 ANU】 「宇宙には、生命を育めるような環境を持つ惑星があふれているでしょうし、そこには生命体が数多く存在するはずだと多くの研究者が考えています。しかし、誕生間もない生命体は弱く、生き残れるほど急速な進化は滅多に起こらないと考えられます」(オーストラリア国立大学 Aditya Chopraさん)。「ほとんどの若い惑星の環境は不安定です。生命を育める惑星を作るには、水や二酸化炭素などの温室効果ガスを調節して表面温度を安定にする必要があります」。 約40億年前の太陽系では、地球だけでなく金星と火星も生命に適した環境だったかもしれない。しかし形成

    地球外生命からコンタクトがない理由
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    endo_5501 2016/01/27
    地球は超レア
  • 地球は先駆者、生命に適した惑星9割の誕生はこれから

    ハッブル宇宙望遠鏡と系外惑星探査衛星「ケプラー」などの観測データを基にした最新の理論研究から、生命が存在しうる惑星のうち9割以上はまだ作られていないという見積もりが発表された。46億年前に誕生した地球は、かなりの先駆者ということになる。 【2015年10月23日 HubbleSite】 ハッブル宇宙望遠鏡(HST)などの観測データによって、100億年前の宇宙では現在よりも速いペースで星が作られていたことがわかっているが、当時使われた星の材料となる水素やヘリウムは全体量から比べるとわずかで、宇宙にはまだ多くの材料が残されている。したがって、未来の宇宙ではこれからも多くの恒星や惑星が誕生する。 一方、「ケプラー」による観測データを基にした見積もりでは、天の川銀河内に10億個もの地球サイズの天体が存在し、そのうちの相当数が岩石惑星であると推測されている。現在観測可能な銀河が1000億個以上あるこ

    地球は先駆者、生命に適した惑星9割の誕生はこれから
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    endo_5501 2015/10/23
    つまり、うちらがオーバーロードか
  • 150光年彼方に地球の1.5倍の惑星

    およそ150光年彼方の暗い星に、地球に近い大きさの惑星が3個発見された。そのうち1つはハビタブルゾーン付近に位置しており、大気の成分次第ではさらに地球そっくりの惑星と言えるかもしれない。 【2015年1月20日 ケック天文台/NASA】 NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測から、しし座の方向150光年彼方の赤色矮星「EPIC 201367065」の周りに3つの惑星が見つかった。惑星の大きさは地球の1.5~2倍といずれも地球に近く、最も小さい惑星はハビタブルゾーン(恒星からの距離が、液体の水が存在できる範囲)の内側の境界付近に位置している。地球と同じ岩石惑星である可能性もあり、もしそうなら実際に液体の水をたたえているかもしれない。 150光年前後という近い距離なら、惑星の大気成分を分析することもできる。地球では窒素や酸素の薄い大気が生命を育んできたが、これまで大気分析が行われてきた多

    150光年彼方に地球の1.5倍の惑星
  • ハビタブルゾーンの系外惑星を8個発見

    ハビタブルゾーンに存在する系外惑星が新たに8個見つかった。8つのうち2つは、これまでに発見されたどの天体よりも地球に似ているという。 【2015年1月7日 Phys.Org】 系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測データから、ハビタブルゾーン(主星からほどよく離れ、液体の水が存在できるような範囲)に位置する系外惑星が新たに8つ見つかった。そのうち470光年彼方のケプラー438bと1100光年彼方のケプラー442bは地球に似た惑星とみられている。2つとも赤色矮星(太陽より小さく低温の恒星)のまわりを回っており、その公転周期はケプラー438bが35日、ケプラー442bが112日だ。ケプラー438bの直径は地球より1割ほど大きく、ケプラー442bは地球の3分の1程度。2つは6、7割の確率で岩石惑星だという。 赤色矮星とそのまわりを回る系外惑星(イラスト図提供: David A. Aguilar/Cf

    ハビタブルゾーンの系外惑星を8個発見
  • 地球の酸素、23億年前の気候変動時に急増していた

    【2011年10月21日 東京大学】 地球上のほとんどの生物に欠かせない酸素。その酸素がいつから地球大気に存在していたのかというのははっきりしていなかったが、どうやら23億年前、全球凍結から温暖期に移行する際に急増したことがわかった。酸素が必要な生物誕生の環境を探る上で重要な発見となりそうだ。 分析対象となった氷河性堆積物。左に埋まっている赤い石はドロップストーンと呼ばれるもの。クリックで拡大(提供:東京大学) 氷河期中と氷河期後のイメージ。氷河期が終わり酸素が増えると陸からオスミウムや栄養塩が供給され、海洋では光合成活動が活発化する。オスミウムイオンは沈殿し、海底に堆積岩として固定される。クリックで拡大(提供:東京大学) 現在地球大気の21%を占める酸素は、地球誕生時からずっと存在していたのではなく、あるとき突然増えたことがこれまでの研究でわかっていた。特に約20〜24億年前に急激に増え

    endo_5501
    endo_5501 2011/10/23
    氷河期→氷河期終了→温暖化→岩など風化進む→栄養塩が海へ→光合成生物増加→メタンなど温暖化ガス減少→氷河期→以下ループ
  • 日本より涼しい? 気温たった25度のY型星を発見

    【2011年8月24日 NASA】 赤外線天文衛星「WISE」のデータから、星のスペクトル分類のうち最も低温で暗い「Y型星」が初めて見つかった。太陽系から40光年以内に6個発見されたもので、そのうち1つは表面温度が摂氏25度という観測史上最も低温の星である。 低温のY型星のイメージ図。星の色は擬似的なもので、非常に暗いため実際の色は不明。Yより一段階明るいT型星は赤色であることがわかっている(提供:NASA/JPL-Caltech) 恒星は、宇宙空間の塵やガスが集まって高温になり、核融合を起こして光や熱のエネルギーを放出しはじめることで生まれる。集められた材料が多いほど高温で明るく輝き、その寿命は短い。 星は高温で明るい方からO、B、A、F、G、K、M、L、T、Yとタイプ分けされ、太陽はG型に属する。最も低温で暗いT型とY型は「褐色矮星」と呼ばれており、低温のため核融合をじゅうぶんに行うこ

    endo_5501
    endo_5501 2011/08/31
    表面温度25℃の恒星…どんなだろうか…
  • 反復新星「らしんばん座T」が45年ぶりに新星爆発

    【2011年4月18日 VSOLJニュース(268)】 新星爆発を十〜数十年という短時間で繰り返す「反復新星」の1つ、「らしんばん座T」の爆発が1966年以来45年ぶりに観測された。4月14日にアメリカのM. Linnoltさんが増光を発見した。今後さらに増光し、小口径の望遠鏡でも見られるようになると期待されている。 VSOLJニュースより(268) 著者:前原裕之さん(京都大学花山天文台) 新星は、白色矮星と低温度の普通の星の近接連星で、低温度星から白色矮星へガスが流れ込み、白色矮星の表面に降り積もったガスが爆発的な核燃焼を起こして非常に明るくなると考えられています。新星爆発の後も白色矮星と低温度星は健在なため、一度新星爆発を起こしても、白色矮星の表面に低温度星から流れ込んだガスが降り積もり、爆発を起こすのに十分な量になれば再び新星爆発を起こすと考えられています。 しかし、理論的な計算に

    endo_5501
    endo_5501 2011/04/19
    「新星の中にはごく少数ですが、新星爆発を十~数十年という短時間で繰り返す天体があり、これらを「反復新星」と呼びます」へえー。そんな星があるんだ!知らなかった!
  • 国内最大級スーパーコンピュータが明かした、ブラックホールのジェットのメカニズム

    国内最大級スーパーコンピュータが明かした、ブラックホールのジェットメカニズム 【2010年10月25日 国立天文台】 国立天文台のスーパーコンピュータ(Cray XT4)が、新タイプのブラックホールのジェット生成モデルを再現することに成功した。従来のモデルは問題点を抱えていたが、Cray XT4を駆使した大規模なシミュレーションによってそれらが解決され、宇宙でもっとも強力なジェット現象を説明する最有力モデルが登場した。 新タイプのプラックホール・ジェットのコンピュータ・シミューレーション画像。クリックで拡大(提供:国立天文台) 新タイプのプラックホール・ジェットの概念図。クリックで拡大(提供:国立天文台) ブラックホールはガスを吸い込むだけでなく、光速に近い速度で、細く絞られたガスの流れを噴出することが知られている。この噴出(ジェット)は宇宙でもっとも激しいガス噴出現象の1つだ。しかし、強

  • 古代宇宙の巨大天体「ヒミコ」

    ヒミコの擬似カラー合成写真(青・緑:水素輝線と紫外線、赤:可視光線)。クリックで拡大(提供:M. Ouchi (Carnegie Institute for Science) et al.) 米国・カーネギー研究所の大内正己(おおうちまさみ)特別研究員が率いる日米英の国際研究チームは、ビッグバンから約8億年後という宇宙が生まれて間もない時代にあたる宇宙空間に、不思議な巨大天体を発見しました。ビッグバンから約8億年後というのは、現在の宇宙年齢に対してたった6%しか経っていない時代に相当します。 発見された天体は、ライマンアルファ・ブローブという巨大なガス状の天体に分類されます。その大きさは、約5万5000光年と、現在の天の川銀河の円盤の半径に匹敵するほどに広がっており、宇宙初期の時代の天体としては記録的な大きさです。 研究者たちは、この古代宇宙でみつかった天体を、謎のベールに包まれた古代日

    endo_5501
    endo_5501 2009/05/05
    良い名前だ
  • 土星に新たな衛星3個、すばる望遠鏡で発見

    【2007年5月14日 IAUC 8836】 国際天文学連合回報(IAUC)No. 8836によると、ハワイ大学のシェパード(S.S.Sheppard)氏らの研究チームは、マウナケア山頂にある“すばる望遠鏡”による観測データを用いて、土星に新しい衛星3個を発見した。同研究チームは、2006年にもすばる望遠鏡を用いて9個の衛星を発見している。 今回確認された衛星の仮符号は、S/2007 S1、S/2007 S2とS/2007 S3。公転の周期は、それぞれ895日、793日、992日である。なお、今回発見された新衛星のうち、S/2007 S2とS/2007 S3は土星の自転と反対向きに軌道上を運行している「逆行衛星」であることが判明した。 これまでに存在が確定している土星の衛星は59個、不確かなものも含めれば62個となる。 土星の衛星 土星の衛星は姿がさまざまです。巨大クレーターと無数のクレー

  • 別の恒星の超巨大フレア:太陽で起きたら生命の危機

    【2006年11月16日 NASA Feature】 NASAの天文衛星スウィフトが、強力なX線を感知した。最初、研究者たちに「星が吹き飛んだのか」と思わせたこの現象は、太陽に近い恒星の表面で起きた爆発、フレアだった。そのエネルギーは太陽で起きるフレアの1億倍にも上る。 太陽観測衛星TRACEがX線波長で捉えた2005年9月の太陽フレア。クリックで拡大(提供:NASA/LMSAL) 太陽フレアの様子を再現した動画(参照元で公開)の一コマ(提供:NASA) 太陽から135光年の距離にある恒星、ペガススII(II Peg)で発生したフレア(解説参照)は、残念ながらわれわれから遠すぎて詳細に撮影することができない。いや、「残念ながら」ではなくて「幸運にも」と言うべきだろう。もしこのフレアが太陽で発生していたら、画像は得られてもそれを見るどころではないはずだ。 太陽でフレアが発生すると、エネルギー

    endo_5501
    endo_5501 2006/11/20
    テラコワス
  • 地球では考えられない!極限的でダイナミックな火星の気候

    【2006年9月7日 ESA News / JPL News Releases】 火星の環境は、地球と似ている。一方で、火星は小さく、気圧もひじょうに低い。だからといって、火星で起きていることは地球上の現象を小規模にしたものとは限らない。ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査衛星マーズ・エクスプレスは、地球では考えられないほど極限的に薄い大気の中で形成される薄い雲を発見した。また、NASAの火星周回機マーズ・オデッセイの観測からは、南極では毎年爆発のような現象が起きていることが明らかになった。 火星の超高層雲 ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査衛星マーズ・エクスプレスに搭載された紫外・赤外大気スペクトロメータ(SPICAM)が、火星大気の高い場所に、ひじょうに薄い雲が浮かんでいるのを発見した。 雲の位置は高度80〜100キロメートル。そこでの大気圧はひじょうに薄く、地球上ではこんなに薄

    endo_5501
    endo_5501 2006/09/09
    火星の南極すげー
  • 惑星の母は恒星の助産婦

    【2006年8月3日 Spitzer Newsroom】 原始星をとりまく円盤の中から、惑星は生まれる。一方で、同じ円盤が原始星の回転にブレーキをかけることで、原始星が恒星として輝きはじめる助けになっているかもしれない。NASAの赤外線天文衛星スピッツァーがその証拠をつかんだ。 円盤が恒星にブレーキをかける様子を描いたイメージ図。リリース元では動画も公開されている。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/R. Hurt (SSC)) それは産みの苦しみと言えるだろう。ガスのかたまりが核融合で輝く「恒星」となるためには、十分に収縮して高密・高温の状態になる必要がある。しかし、ガスが小さくまとまればまとまるほど、氷上で腕を縮めたフィギュアスケートの選手と同じように、回転が速くなってしまう。そうなれば当然、遠心力が働いてガスの収縮を妨げる。もし核融合が始まる前に遠心力と重力がつり

  • 【特集】系外惑星を探れ!

    ページ: 1 / 2 / 3 / 4 ※ この記事は 月刊星ナビ 2004年2月号 に掲載されたものです。 解説/井田 茂(東工大)+渡部潤一(国立天文台) 天文学でいま最もホットな分野のひとつが系外惑星(太陽とは別の恒星をめぐる惑星)の研究だ。つい先日も岡山天体物理観測所の 188cm望遠鏡で、日初の系外惑星が見つかった。この種の研究にはプロの大型望遠鏡が必要、と思い込んでいないだろうか。 実は、系外惑星の観測手法のうち、トランジット観測はそれなりの機材があればアマチュアでも参入可能だ。世界的にアマチュアへの呼びかけが始まっているがとりわけ優秀といわれる日のアマチュアへの期待は大きい。ここでは観測の意義と手法、そして日の系外惑星トランジット観測ネットワークの立ち上げをめざす活動を紹介しよう。 【参考】岡山天体物理観測所、巨星のまわりの惑星を発見か?! 2003年9月4日 系外惑星が

  • 太陽系外で発見されたハビタブル・ゾーンに位置する惑星

    太陽系外で発見されたハビタブル・ゾーン(生命生存可能領域)に位置する惑星 【2006年6月7日 国立天文台 アストロ・トピックス(217)】 スイス・ジュネーブ大学のロビス(C. Lovis)博士とメイヤー(M. Mayor)博士を中心とするヨーロッパの研究チームは、太陽系からわずか41光年の距離に、3つの惑星をもつ系を発見しました。3つとも比較的質量が軽く、海王星程度の惑星と考えられています。しかも、もっとも外側を回っている惑星はどうやらハビタブル・ゾーン(生命生存可能領域)の端に位置しているようです。 ハビタブル・ゾーンとは、惑星の表面で液体の水が存在できる領域です。恒星が放射するエネルギー量などから、その領域が決まります。恒星のエネルギーが大きい、つまり明るいほど、ハビタブル・ゾーンは恒星から離れたところになります。地球型の生命が生存するためには、その惑星がハビタブル・ゾーンのなかで

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    endo_5501 2006/06/08
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