A620チップセット vs. B650チップセット。Ryzen 7 7800X3Dを搭載したゲーミングPCに最適なのは果たしてどっち? B650とA620はAM5マザーの高コスト化を救ってくれる! AMDのSocket AM5プラットフォームは2025年以降も利用が予定されている、いわば長期政権が約束されたプラットフォームだ。つまり、Socket AM5を利用するRyzen 7000シリーズでPCを組んでおけば、将来的に上位CPUへのアップグレードはBIOS更新を挟みつつ可能になっており、それがAM5プラットフォームの大きなメリットとなっている。 そのAM5に対応するチップセットは上から「X670E」「X670」「B650E」「B650」「A620」の5種類となる。X670E~B650Eまでは何かしらの形(グラフィック用PCI ExpressやCPU直結のM.2スロット)でPCI Expr
半導体のひとつの象徴ともいえるCPU。供給不足は、少なくとも2022年の前半まで続くといわれ、2023年まで解消しないとの見方もある。コンシューマ市場でのCPUも2桁の前年割れ水準で推移し、マザーボードやメモリと並んで、品薄状態が続いている。例えばこの1月では、販売数で前年比68.3%、販売金額では81.9%と大幅に昨年実績を下回っている。全国の主要家電量販店やネットショップの売り上げを集計するBCNランキングで明らかになった。 低迷の要因は、コロナ禍によって生じた巣ごもり需要の盛り上がりと反して、同じくコロナ禍によって供給体制が崩れたり物流が停滞したりしているためだ。販売の低迷は特に昨年の5月以降で顕著。2019年1月の全CPU販売数を1とする指数では、20年6月に指数が一時2を超えるほど売り上げを伸ばしていたものの、21年5月では0.83とピークの半分以下に縮小している。 この1月の販
今回はまたもやAMDのCPUというか、APUの話をお届けしよう。ただしやや普段と異なる、カスタムAPUの話である。 7月16日、ValveはSteam Deckを発表した。Steam Deckの第一報はこちらに上がっているのでお読みいただくのが早いが、SNS上ではゲームギアの再来だと話題になっていた。 Steam Deckにはストレージ容量によって3つのモデルが用意されている。それぞれの価格は、64GBモデルで399ドル(約4万4200円)、256GBモデルで529ドル(約5万8500円)、512GBモデルで649ドル(約7万2000円) 本題はこのAPUの話であるが、その話はあとでまとめてするとして、おもしろいのはこのSteam Deckが完全にPCそのものであることだ。 標準状態では、Arch LinuxベースのSteamOS 3.0が動作し、この上でSteamが動く格好だ。ではWin
米Intelは2020年6月10日、モバイル向け製品「Lakefield」について発表を行いました。一般的なCPUとは異なり、さまざまなコンポーネントを3次元に積み重ねて構成している点が特徴で、この技術を同社は「Foveros」と呼んでいます。極めてコンパクトな製品を設計しやすいので、Lenovoの折りたたみPC「ThinkPad X1 Fold」や、Microsoftの「Surface Neo(未発売)」に採用例があります。 そんな折、Intelからブロックのおもちゃをもらいました。4層からなるブロックを組み立てていくことで、新しいSoCを支える技術について学ぶことができるとのこと。なかなか手の込んだアプローチと言えるでしょう。そこで今回は、CPU内部のダイなど半導体の構造には全く詳しくない筆者がブロックを組み立てて、Intelの新技術に親しんでみようと思います。 パッケージ外観。4層が
アイリスオーヤマは3月22日、同社初のノートPC「LUCA Note PC」を25日に発売すると発表した。文部科学省が主導して進めている“子供1人にPC1台”施策「GIGAスクール構想」での需要を見込み、個人または学校法人などに向けて販売する。価格は4万9800円(税別)。 14インチのフルHDディスプレイを搭載。CPUはIntel Celeron Nシリーズ、メモリは4GB。ストレージは64GB(eMMC)で、背面のカバーを取り外すと512GBまでのSSDを増設できる。大きさは323.15mm(幅)×219.4mm(奥行き)×19.3(高さ)。OSはWindows 10 Proを採用。重さは約1.3kg。100万画素のカメラやマイク、スピーカーも搭載した。バッテリー駆動時間は9時間。 関連記事 市内の小中学校にiPad版ボーカロイドを一斉導入 愛知県岡崎市が音楽教育に活用 愛知県岡崎市が
今回はインテルのCPUロードマップアップデートだ。Rocket LakeとIce Lake-SP、最後にXe-HPGの話をしよう。CPUロードマップと言いつつ、最後にGPUの話も入っているが、まぁいいだろう。 Rocket Lakeアップデート Cypress CoveはSunny Coveの14nm版 米国時間の3月16日にRocket Lakeの詳細が公開され、ジサトライッペイ氏によるレポートも上がっているが、このレポートにいくつか補足を入れたい。 まずCypress Coveの話を。ジサトライッペイ氏によるレポートではWillow Coveの移植とあるが、実際にはSunny Coveの移植(というよりバックポート)である。 要するにTiger Lakeを14nmに持ち込んだのではなく、Ice Lakeの14nm版である。時系列的に言っても、Tiger Lakeの出荷開始は2020年9
「Core i7-10700K」(右)と「Ryzen 7 3800XT」(左)はどちらも8コア/16スレッドで価格帯も近い。原稿執筆時点の実売価格はCore i7-10700Kは4万6700円前後、Ryzen 7 3800XTは5万1500円前後である ゲーミングPCのスペックを考える時に、最も楽しく悩ましいのは「このGPUにはどんなCPUが良いのか」を考える時だ。自作PCに慣れていれば、ゲームのフレームレートを上げるにはGPU(ビデオカード)のほうがCPUよりもプライオリティーの高いパーツであることは知っている。 そこで、今回はビデオカードに最新GPU「GeForce RTX 3080」(以降、RTX 3080)を選んだ場合、CPUはインテルの第10世代CoreプロセッサーとAMDの第3世代Ryzenのどちらを選んだほうがゲームをより高フレームレートでプレイできるのかを考えてみたい。RT
アップルが「WWDC 2020」の基調講演において、Macのプロセッサーに「Apple Silicon」を採用する計画を発表しました。 今年はオンラインのみの開催で、新しいハードウェアの発表もありませんでしたが、CPUアーキテクチャの変更は2006年以来となることから大きな注目を浴びています。果たしてMacはどう変わるのでしょうか。 ■Macに自社製プロセッサーを搭載へ アップルが発表したのは、Macが搭載してきたインテル製CPUを「Apple Silicon」に置き換えるというもの。ここでいうApple Siliconとは、iPhoneが搭載する「A13」などの自社製プロセッサーを指しています。 基調講演では、最新のiPad Proが搭載する「A12Z Bionic」で、macOSの次バージョンである「macOS Big Sur」のデモを披露。すでに安定して動作していることを示しました。
アップルは6月23日、オンライン限定としては初開催となる「WWDC Special Event」にて、macOSの新バージョン「Big Sur」を発表した。UIなどのアップデートに加え、これまで長年使い続けてきたIntelのx86コアから、Armベースの「Apple Silicon」をサポートする。 Appleでは、これまでにMacのCPUを複数回刷新している。まずは、Macintosh 128Kなどで導入されたモトローラの「MC68000」系統(通称68K)プロセッサ、次に1993年に登場した「PowerPC」系統、2006年にはIntelのx86アーキテクチャに移行し現在まで使用している。今回、14年ぶりにIntelプロセッサに代わって、Apple自社開発プロセッサ「Apple Silicon」への移行を発表した。 Apple Siliconは、iPhoneやiPadなどに搭載されてい
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