東京メトロ(東京都台東区)は12日、男性駅員(28)が先月から3度にわたり、通勤で乗車した東武伊勢崎線の特急電車のドアを走行中に非常用のドアコックを操作して開け、特急を緊急停止させていたと発表した。 メトロによると、駅員は11日午後6時ごろ、埼玉県の同線久喜−鷲宮間で、浅草発太田行き特急りょうもう31号(6両編成)の2両目のデッキでドアコックを操作し、ドアを開けた。運転士が異常に気付き緊急停止。駅員は乗客の通報で東武鉄道の社員に取り押さえられ、群馬県警館林署に事情を聴かれたという。乗客にけが人はなかった。 駅員は12日、職場に事実を報告。同線の特急では8月28日と今月8日にも浅草駅を出発してすぐにドアが開き緊急停止するトラブルがあり、駅員は2件とも同様にドアを開けたことを認めたという。 駅員はいずれも帰宅のため乗車しており「職場やプライベートのストレスで、むしゃくしゃしてやった」と話してい