◆カザルスホール、来年3月に幕 室内楽の殿堂 ◆カザルスホール閉館へ 愛された人肌の室内楽 ◆カザルスホールが!? 日本を代表する室内楽の殿堂、東京・お茶の水の日本大学カザルスホールが来年3月で閉館することが分かった。日大キャンパスの再開発計画に伴うもの。風情のある建物や文化財級のパイプオルガンがどうなるのかは未定だが、音楽ホールとしての歴史は事実上幕を閉じることになる。 同ホールは87年、チェロの巨匠パブロ・カザルスの名を冠し、日本初の本格的な室内楽ホールとして主婦の友社によって建設された。当時は華やかな大ホールが注目を集めたバブル期だったが、511席という親密な空間と優れた音響で、ロストロポービチや内田光子ら内外の一流アーティストにも愛された。 このニュースを読んだとき、私は全身の血の気がひいていくのを感じた…… 東京お茶の水のカザルスホール。それは私の青春の中心にあったコンサートホー