IT管理者の3割が情報を“のぞき見”している (須藤 慎一=ライター) 企業のIT管理者の3分の1は、閲覧する権限のないメールやファイルを“のぞき見”しているという。「のぞき見した経験がある」という回答者は47%もいた。 これらは、アメリカの情報セキュリティ会社Cyber-Arkが、米国で企業のIT管理に携わる300人を対象に調査を行った結果である( 英文の発表文)。 IT技術を利用して情報の閲覧を制限する企業や役所は多い。日本でも、IT管理者が規範を逸脱していないか確認が必要だ。一方で、どのような行為が「のぞき見」になるのかの議論を深める必要もある。 「管理者パスワードを正しく扱っているか」を調査 この調査は、アメリカのセキュリティ企業Cyber-Arkが実施し、2008年6月19日に結果を発表したもの。セキュリティ関連の展示会の来場者300名を対象に調査を行った。回答者の