NHKは、これまで「ローマ法王」とお伝えしてきましたが、日本のカトリック関係者を中心に「教皇」(きょうこう)と呼ばれていることや、今回の訪日にあわせ、日本政府も「法王」から「教皇」に変更したことなどを踏まえて、今後、「ローマ教皇」とお伝えします。
歓喜に沸く群衆のなかを、オープンカー型の教皇専用車で通り抜ける。サンピエトロ広場で行われる水曜恒例の一般謁見で。(Photo by Dave Yoder / National Geographic) 「すぐにでも変革を起こしたい」。 2013年5月下旬のある朝、教皇フランシスコは友人たちにこう話した。南米アルゼンチン出身の無名のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿がバチカンのコンクラーベ(教皇選挙)で教皇に選出され、新教皇フランシスコとなり一躍時の人になってから2カ月ほどが過ぎた日のことだ。 バチカンの城壁内にある教皇の質素な居所「聖マルタの家」のリビングで、教皇は「これからが大変だ」と旧友たちに打ち明けた。宗教事業協会(通称・バチカン銀行)の金融不祥事、教皇庁を堕落させている欲深な官僚たち、バチカン上層部の児童性的虐待事件などが次々と明るみに出る事態……。
2月23日、ローマ法王フランシスコは、偽善的な二重生活を送っている「多くの」カトリック信者の1人となるよりも、無神論者である方がましとの考えに言及し、一部信者に対し批判を述べた。ローマで19日撮影(2016年 ロイター/REMO CASILLI) [バチカン市 23日 ロイター] - ローマ法王フランシスコは23日、偽善的な二重生活を送っている「多くの」カトリック信者の1人となるよりも、無神論者である方がましとの考えに言及し、一部信者に対し批判を述べた。 バチカン放送によると、法王は居住区で行った私的なミサで即興の説教を行い、「言っていることと実際の行いが違うのはスキャンダル(不祥事)で、それは二重生活だ」と発言。 自分が熱心なカトリック信者で、いつもミサに行き、いろいろな団体にも所属していると言う人がいるが、そうした人の中には従業員に適切な賃金を支払っていないとか、他人を搾取しているとか
1月11日、世界最古の組織の1つとして11世紀に設立され、現在は慈善活動を行っているカトリック修道会「マルタ騎士団」が、コンドーム使用の容認問題をめぐって幹部を解任し、ローマ法王フランシスコが指示した解任劇をめぐる調査を拒否する騒ぎとなっている。写真は2013年2月撮影で、バチカンを訪れた騎士団のようす(2017年 ロイター/Alessandro Bianchi) [バチカン市 11日 ロイター] - 世界最古の組織の1つとして11世紀に設立され、現在は慈善活動を行っているカトリック修道会「マルタ騎士団」が、コンドーム使用の容認問題をめぐって幹部を解任し、ローマ法王フランシスコが指示した解任劇をめぐる調査を拒否する騒ぎとなっている。 マルタ騎士団は、キリスト教巡礼者に保護と医療を提供する目的で設立され、現在は主権実態を持つ組織として活動。ローマに治外法権を持ち、100以上の国および欧州連合
ローマ法王のフランシスコ法王は、巨大な犯罪組織のマフィアの拠点となっているイタリア南部を訪れ、法王として初めてマフィアに対し「破門にする」と述べ、厳しく非難しました。 フランシスコ法王は21日、イタリア南部カラブリア州のピアナ・ディ・シバリを訪れ、10万人以上の信者が集まるなか、屋外でミサを行いました。 このなかでフランシスコ法王は、イタリア最大のマフィアの一つで、この地方を拠点に活動する犯罪組織「ヌドランゲタ」に言及し、「彼らは悪魔を崇拝し、公共の利益を軽視している。このような悪魔とは戦わなくてはならない」と述べました。 そのうえで「マフィアのような悪魔の道にいるものたちは破門にする」と述べ、法王として初めてマフィアに対し「破門」ということばを用いて厳しく非難しました。 フランシスコ法王はことし3月、マフィアによる犯罪の犠牲者の遺族と面会した際にも、マフィアに対し悪事をやめるよう呼びかけ
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は21日、マフィア犯罪の犠牲者遺族ら約700人と面会した。今月13日に就任1年を迎えた法王は、マネーロンダリング(資金洗浄)への関与も取り沙汰されてきた教会の財務改革を本格化。ただ、改革を阻もうとするマフィアに逆に命を狙われる恐れも指摘されている。 集いでは、マフィアに殺害された842人の名が読み上げられた。法王は遺族に「私はあなた方と共にいます。つらい話を聞かせてくださって、ありがとう」と語りかけた。マフィアには「あなた方の金や力は血塗られている。地獄に落ちぬよう悔い改め、悪行をやめなさい」と非難した。 昨年3月に就任したフランシスコ法王は前例にとらわれない姿勢で改革に臨んでいる。バチカンの官僚組織に属してこなかった世界各地の「現場派」の枢機卿ら8人を諮問委員に任命し、改革案を作成中。最大の焦点がバチカンの財務部門の改革だ。
(CNN) ローマ法王フランシスコがこのほどローマ郊外の教会で信者を前に、自分はかつて出身国のアルゼンチンでナイトクラブの用心棒をしていたと告白した。 フランシスコ法王は用心棒のほかにも、床の清掃や化学研究所での実験に携わっていたこともあると打ち明けた。作家のクリストファー・ロウニー氏によると、アルゼンチンの枢機卿だった当時は午前5時半に起床して神父たちの衣類の洗濯をしていたという。 用心棒だった過去については多くを語らなかったものの、文学や心理学を教えていたことが、教会に来る信者を増やした経緯などについて語ったとカトリック系メディアは伝えている。 フランシスコ法王は先に、教会改革を呼びかけた「福音の喜び」の中で、「閉じこもって安全にしがみつく不健康な教会よりも、街に出て打たれ、傷つき汚れた教会の方がいい」と訴えていた。
7日、バチカンで、笑みで群衆に応えるローマ・カトリック教会のフランシスコ法王=AFP時事バチカンで7日、イエズス会系の学校の生徒たちに囲まれるローマ・カトリック教会のフランシスコ法王=ロイター 【ローマ=石田博士】「法王にはなりたくなかった」。ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は7日、自らが属するイエズス会系の学校の生徒たちとの交流行事で、思わず本音を漏らした。 交流行事はバチカンであり、法王はスピーチの原稿を用意していたが、「5ページもあって、ちょっと退屈なんです。ぐっと縮めましょう」と、もっぱら質疑応答に時間を割いた。 「法王になりたかったですか」という質問に、法王は「私はなりたくなかった」と打ち明けた。同時に「なりたがる人を、神は祝福しないんです」とも話し、法王に選ばれたコンクラーベでのやりとりを示唆した。 法王宮殿ではなくバチカン内の質素な宿泊施設で暮らしていることに
安倍総理大臣は、新しいローマ法王が選ばれたことを受けて関係強化に向けて、みずからの特使として森元総理大臣をバチカンに派遣する方針を固めました。 新しいローマ法王を選ぶためにバチカンで行われた「コンクラーベ」では、アルゼンチン出身のホルヘ・ベルゴリオ枢機卿が第266代のローマ法王に選ばれ、フランシスコ1世と名乗ることになりました。 これを受けて安倍総理大臣は、バチカンとの関係強化に向けてみずからの特使として森元総理大臣を現地に派遣する方針を固めました。 森氏は、今月19日にも行われるフランシスコ1世の就任ミサに出席し、安倍総理大臣の親書を手渡すことにしています。
Pope Benedict XVI appeared at his final weekly general audience today at St. Peter’s Square in front of an estimated 150,000 people recalling moments of "joy and light’’ as well as difficulty during his eight years as pontiff. Benedict, 85, said he decided to retire after realizing he didn’t have the "strength of mind or body" to carry on. Benedict meets tomorrow with cardinals for a final
Pope Benedict XVI is back in Rome following his week-long-travels to Mexico and Cuba. In reviewing almost 4,000 images that documented his historic travels to the two countries, I decided to concentrate on Cuba, a country that because of travel restrictions, still remains a bit of a mystery to most of us. The first image, though, shows the Pope traveling to Cristo Rey sanctuary in Mexico to lead t
バチカン市国・サンピエトロ大聖堂(Saint Peter's Basilica)で、ミサの前にローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)に挨拶するカトリックの司教・司祭ら(2008年2月2日撮影)。(c)AFP/FILIPPO MONTEFORTE 【1月25日 AFP】カトリックの司祭たちも今後はインターネットを「賢く」使いこなすように――。ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI、82)は24日、「世界広報の日(World Communications Day)」にあたってこのような説教を行った。 法王は、「現代的なコミュニケーション手段によってもたらされるユニークな可能性を賢く利用しなさい」と語った。 「キリストの教えは、サイバー空間を構成するあらゆる『通信網』が交わるたくさんの交差点を横断し、いつの世にも、もちろん現代においても、神は正しい場所におられる
パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のベツレヘム(Bethlehem)郊外のアイダ(Aida)にある難民キャンプを訪れ、説教をするローマ法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)。 法王は13日、キリスト生誕の地とされるベツレヘムを初めて訪問し、野外ミサで「法王庁(バチカン)は、パレスチナ人が国際的に定められた境界の中で、パレスチナの父祖の地に、隣人と安全かつ平和的に暮らす主権ある国を持つ権利を支持する」と明言した。 また、パレスチナの若者らに向けて、「目撃した人の死や破壊行為を恨みや敵意につなげるのではなく、暴力やテロに訴えたい誘惑に立ち向かう勇気を持ち、経験したことによって平和を構築する決意を新たにしてほしい」と呼びかけ、イスラエルによるガザ地区(Gaza Strip)封鎖の早期解除を訴えた(2009年5月13日撮影)。(c)AFP PHOTO/ALB
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