JR東海は6日、東海道新幹線で指定席料金にプラス1200円で利用できるビジネスシート「S WorkPシート」を報道陣に公開した。従来のサービスを改良し、3人掛けの座席中央に仕切りを設け、座席で通話やウェブ会議ができる。周囲の視線を気にせず仕事に集中できるようにしたというビジネスマン向けのサービス。今月20日から導入される。最高時速285キロの「走るオフィス」を一足早く体験した。 テーブルは入力しやすいよう傾斜東海道新幹線の最新型車両「N700S」。指定席の7号車に乗り込むと、3人掛けの座席に半透明の仕切りが設置されていた。こうすることで3人掛けの座席を2人で使用し、1・5人分のスペースを確保した。 「パソコンで仕事をしながら新幹線を利用する人は多い。快適なビジネス環境のために何が必要か。そう考えた結果、座席の間隔を広めにした」。JR東海の横山晃治車両課長が説明する。 座席背面のテーブルは手