10月3日、独VWの排ガス不正問題は、ディーゼル車に傾注してきた欧州自動車業界を直撃。長期的に、競合他社は当事者であるVWよりも大きな後退を余儀なくされる可能性がある。写真はVWのロゴ。豪州シドニー郊外で撮影(2015年 ロイター/David Gray) [パリ/ブリュッセル 3日 ロイター] - 独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題は、ディーゼル車に傾注してきた欧州自動車業界を直撃。長期的に、ルノーやプジョー・シトロエン、フィアット・クライスラーら競合他社は、当事者であるVWよりも大きな後退を余儀なくされる可能性がある。 一部の自動車業界者によると、VWの問題が発覚して以来、規制当局に対しては表向き協力姿勢を示しているものの、その裏側では、業界内の緊張が高まっているという。 試験走行時にのみ排ガス規制モードに切り替わる「無効化機能(defeat device)」ソフトをVWが自社