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宗教と遠藤周作と母に関するmshkhのブックマーク (1)

  • 没後20年 遠藤周作のキリスト教信仰の根底にある母への思慕を知る 『「沈黙」をめぐる短篇集』

    今年は遠藤周作没後20年、そして『沈黙』刊行から50年という年であり、長崎ではシンポジウムも開催された。それを記念して出版された書には14の短編が収められている。 初めに断っておくが、私自身は遠藤周作の良い読者ではない。代表作としてあまりに有名な『深い河』も、長崎に住んでいた当時読んだ『沈黙』も、読後どこか違和感が募った。むしろハンセン病をテーマにした『わたしが・棄てた・女』や『聖書のなかの女性たち』などの中間小説やエッセイ集が好きだ。いずれにしろ、数多い著作の一部しか読んでいない。しかし、この短編集は、むしろそんな私のような読者が遠藤のキリスト教信仰の中核に触れるための最適な入門書であり、珠玉の短編集と言えるかもしれない。 どれもひどく暗く、陰(いんうつ)だ。どこかイタリアのパゾリーニの映画を思い起こさせる。彼の映画も同性愛、カトリック批判と受け止められ、その死すらスキャンダラスに批

    没後20年 遠藤周作のキリスト教信仰の根底にある母への思慕を知る 『「沈黙」をめぐる短篇集』
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