twitterでも呟いたのだが,中年になってくると,たとえば読書についても,残りの人生であと何冊読めるかといったことを,ぼんやりとでも考えるようになる(こうした思いについては,本ブログのエントリ「若い頃にしかできないこと」にも書いた).そうすると,浅ましい考えではあるが,面白くもない本を読む時間がもったいないと思うようになるのである.露悪的に下品に言えば,「外れ」の本を読みたくなくなるということだ.本だけでなく,音楽についても似たような思いがある. 一方で,映画,漫画,ゲームなどについては,そこまで切迫した思いはなく,「外れ」(失礼だが)にあたってもそれほど気にならない.気にせずに,どんどん新しいものにチャレンジしていきたいと思っている.これはおそらく,読書のほうが自分にとっては大事な趣味ということだろう. こうした思いから,古典とよばれるものを意識して読むことが増えた.古典は,時代の風雪