習近平はウクライナ戦争を終わらせるべく「和平案」をまもなく発表する。中国外交トップ王毅がミュンヘン会議でその方向性を示しモスクワ入りしたが、停戦に持って行かせないためにバイデンがウクライナ入りした。 ◆中国外交トップ王毅がミュンヘンでウクライナ戦争「和平案」表明 中共中央政治局委員で中央外事工作委員会弁公室主任の王毅が、ミュンヘンで開催された安全保障会議で、習近平の指示により、まもなく「和平案」を提出するという趣旨のことを述べている。 その詳細を中国外交部のウェブサイトにある<王毅:中国が行ってきたすべては、和平を説得し対話を促進することである>の解説から読み解く。少し長いが、解説の全てを和訳してご紹介する。以下( )内は筆者による解説である。 === 現地時間2023年2月18日、ドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議で基調講演を行った後、中国共産党中央委員会政治局委員で中央外交委員