フィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領。大統領府提供(2023年4月22日日提供)。(c)AFP PHOTO / Presidential Communications Office (PCO) 【8月10日 AFP】フィリピンのフェルディナンド・マルコス(Ferdinand Marcos)大統領は9日、南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島、Spratly Islands)沖に座礁させた老朽艦について、同国が撤去を約束したとの中国の主張に対し、そのような合意は「承知していない」と反論した。 フィリピンは1999年、中国の南シナ海進出を阻止する目的で、アユンギン礁(セカンド・トーマス礁、Second Thomas Shoal)で戦車揚陸艦「シエラマドレ(Sierra Madre)」を意図的に座礁させた。同艦は長年、両国間の火種となってきた。 中国側はここ数日、フィリピン側が同艦の撤去を