日米、指揮連携へ協議加速 自衛隊統合司令部、来春発足―改正法成立、「一体化」懸念も 時事通信 政治部2024年05月11日07時03分配信 改正自衛隊法などが参院本会議で可決、成立し、一礼する木原稔防衛相=10日、国会内 陸海空3自衛隊の運用を平時から束ね、米国との共同作戦の調整も担う「統合作戦司令部」創設を柱とする改正自衛隊法などが10日の参院本会議で成立した。240人体制で、来年3月発足を予定。日米両政府は指揮統制面の連携強化へ協議を加速させる。野党からは日米の過度な「一体化」が進めば自衛隊の指揮権の独立性が保てなくなるとの懸念が出ている。 「統合司令部」創設法が成立 日米連携、陸海空自を一元指揮 木原稔防衛相は10日の記者会見で「同盟国・同志国の司令部との情報共有や運用面での協力を一元化でき、統合運用の実効性が向上する」と強調した。司令部は防衛省がある東京・市谷本村町に設置し、トップ