与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)は15日、北陸新幹線のルートのうち、京都と新大阪を結ぶ区間について、京都府京田辺市を通る案の採用を正式決定した。既に敦賀―京都間は福井県小浜市を経由させる方針を決めており、北陸新幹線の全ルートが確定した。国は2017年度から、詳細な駅やルートを決めるための調査を始める。敦賀以西は31年に着工し、46年に全線開業する見通し。PT座長の茂木敏充・自
北陸新幹線でルートが決まっていない京都から大阪までの区間について、与党の検討委員会は、東海道新幹線の南側を通り、京都府の京田辺市に新駅を設置する「南回り」のルートとする方向で調整を進めていることがわかりました。 具体的には、東海道新幹線の北側に当たる大阪・箕面市付近を通って京都と大阪を直結する「北回り」のルートと、東海道新幹線の南側に当たる京都府の京田辺市を通って市内に新しい駅を設ける「南回り」のルートの2つが候補で、このうち、南回りのルートは、奈良県が建設費用の負担に反対したことから、奈良県を通らないルートを新たに設定しました。 関係者によりますと、与党の委員会は、国土交通省が2つのルートを比較した調査結果などを基に、新たな「南回り」のルートを採用する方向で調整に入りました。 2つのルートは、所要時間はほぼ同じで、投資の採算性をみる指標も目安の1を超え、大きな差はありませんが、委員会では
去年3月に金沢まで開業した北陸新幹線。観光客の増加など、北陸地方に経済効果をもたらしました。しかし、金沢の先にある福井県の敦賀から大阪までの区間はまだルートが決まっていません。国土交通省は11月、候補となっている3つのルートの事業費や費用対効果などの試算を示しました。与党は、試算を参考に年内をめどに候補を絞り込みたいとしています。沿線となる自治体などによる新幹線の「誘致競争」が過熱する中、それぞれのルートにはどのような特徴があり今後どう議論が進んでいくのか。経済部・国土交通省担当の野口佑輔記者が解説します。 北陸経由で東京と大阪を結ぶ北陸新幹線は、去年3月、金沢まで開業しました。北陸地方と東京との間を直通で行き来できるようになった結果、北陸地方への観光客が増加したほか、駅の周辺で土地の価格が上がるなど経済効果をもたらしました。 平成34年度末には、福井県の敦賀までの区間が開業することにな
北陸新幹線の福井県の敦賀から大阪までのルートについて、与党のプロジェクトチームは、11日に国土交通省から示された3つのルートの事業費などの試算を基に、今後、ルートの選定に向けた検討作業を本格化させ、年内に絞り込んでいくことになりました。 11日は新幹線の建設促進を目指す与党のプロジェクトチームの会合が開かれ、国土交通省が3つのルートについて、事業費や所要時間などの試算を初めて示しました。 それによりますと、事業費では、米原ルートがおよそ5900億円、小浜・京都ルートがおよそ2兆700億円、舞鶴ルートがおよそ2兆5000億円かかるとしています。また、開通した場合、金沢から新大阪までの所要時間は、小浜・京都ルートがおよそ1時間19分、舞鶴ルートはおよそ1時間31分、東海道新幹線に乗り換える米原ルートはおよそ1時間41分としています。 さらに、費用対効果を示す数値は、米原ルートが2.2、小浜・京
北陸地方の経済の課題について企業の経営者が意見を交わす懇談会が金沢市で開かれ、経団連の榊原会長は、地域経済の活性化に向けて北陸新幹線の大阪までの延伸が早期に実現するよう政府に働きかけていく考えを示しました。 この中で、北陸経済連合会の久和進会長は、去年開業した北陸新幹線について「沿線の富山県や石川県だけでなく福井県でも大きな経済効果を生んでいるが、大阪までつながってこそ、その力を十分に発揮することができる。全線整備の実現に向け、最大限の努力をしていきたい」と述べ、北陸新幹線の大阪までの延伸を早期に実現できるよう経団連に協力を求めました。 これに対し、経団連の榊原会長は「日本は、デフレ脱却、経済の再生に向けて正念場の時を迎えているが、最も重要な課題は地域経済の活性化だ。経団連としても、政権の基盤が強い今だからこそ、政治との連携をしっかり取りながら山積する課題に全力で取り組んでいきたい」と述べ
北陸新幹線の福井県の敦賀から大阪までのルートについて話し合う与党の検討委員会は、大阪の終着駅を新大阪にするとともに、3つに候補を絞ったそれぞれのルートについて事業費などを調べ、ことし中をめどに最終的なルートを決めるとしています。 それによりますと、新大阪か天王寺かで意見がまとまっていなかった大阪の終着駅は、新大阪にするとしています。そして、▽敦賀から小浜市を通り、京都府舞鶴市と京都駅を経て新大阪に至るルート、▽敦賀から小浜市、京都駅を経て新大阪に至るルート、それに、▽敦賀から米原まで南下し、米原で東海道新幹線に乗り換えて新大阪に至るルートの3つに絞り込み、国土交通省に対して、所要時間や必要な事業費などを秋ごろまでに調べるよう求めています。その際、京都駅から新大阪の区間は、大阪府箕面市付近を通るルートに加え、研究機関が集積している京都府南部の学研都市付近を通るルートも調査するよう求めています
北陸新幹線の敦賀(福井県)から大阪への延伸ルートを選ぶ与党検討委員会は27日、国土交通省に候補案ごとの所要時間や事業費などを調べるよう指示した。財源のメドは立っていないが10年以内の完成をめざすという。7月の参院選を控え前倒し圧力が強まっている。「いまの予算では完成までに30年も40年もかかる。一日も早く完成させるのが大事だ」。京都選出の参院議員で検討委委員長の西田昌司氏は27日の会合で強調し
関西圏と北陸の7商工会議所で構成する北陸・関西連携会議は25日、北陸新幹線の大阪までの延伸を早期に実現すべきとする共同アピールをまとめた。北陸と関西の交流を促進するために不可欠なインフラとして、ルート選定を進めている敦賀以西の延伸の速やかな着工・開業
北陸新幹線が金沢まで延び、東京から金沢まで約2時間半で行けるようになるまであと1カ月となった。関東からのアクセスがよくなり、訪れる人も増えそうだ。そこで地元の食に詳しい人に金沢土産として適切なお薦めの品を聞き、総菜と菓子に分けて専門家に試食して選んでもらった。<お菓子系>1位 みたらし豆(まめや金澤萬久) 580ポイントかわいらしい箱に香ばしい豆 空豆のような形の箱に描かれたパンダやウサギ、季節の草花や風物詩のかわいらしさが目を引く。石川を代表する九谷焼の絵付け職人が中心になってひとつひとつ手描きした箱を選び、煎り豆を詰めてもらえる。豆は地元能登の有機穀物を生産する農家から仕入れた「金沢大豆」。しょうゆの里、金沢市大野町の甘辛しょうゆだれを使って香ばしく仕上げた。「豆の風味が非常に良く、素材の良さが感じられる」(瀬戸理恵子さん)、「かわいらしく手になじむ軽いパッケージはお土産に最適」(柳澤
政府は、北海道新幹線の新函館北斗―札幌間の開業を5年間早めて2030年度に、北陸新幹線の金沢―敦賀間を3年間早めて22年度に前倒しする方針を決めた。前倒しに必要な5400億円のうち900億円程度は国と地方の税金を使うことにした。国は15年度予算から16年間、毎年約35億円を計上し、地方にも年十数億円の負担を求める。 8日開かれた政府と与党の作業部会で合意した。九州新幹線の武雄温泉―長崎間はできる限り前倒しする。北陸新幹線の金沢―福井間を20年に先行開業することについて与党内で検討し、今年の夏までに結論を出すことも決めた。 前倒しのために投入する約900億円の税金について国土交通省は「事業費の総額は増えず、将来的に国と地方で負担する額を先行的に投資するものだ。経済的効果も大きい」と説明する。 残る約4500億円についても… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけま
政府・与党のワーキンググループ(WG)が8日、北陸新幹線の敦賀開業を3年前倒して2022年度に決めたことを受け、沿線の石川・福井両県からは歓迎の声が上がった。両県は今後、ルート上の用地買収を加速させ、工事が円滑に進むことを目指す。検討課題とされた金沢―福井間の先行開業実現に向け、経済界は国などへの働き掛けを強める考えだ。3年前倒しは福井県が強く要望してきた。同県の西川一誠知事は「尽力いただいた
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