一般家庭の電気料金が1000円以上値上がりすることがわかった。これは再生可能エネルギーの電力買い取り額が、家庭の電気料金に上乗せされるためで、2021年度は年間1万476円となる。NHKなどが報じた。今後、国民負担が増加する可能性もあり、利用者からは「携帯電話の料金は下げられるのに電気料金はできないの?」など不満の声があがっている。 電気料金1000円超値上げに国民の不満と怒り なぜ、半ば強制的に電気料金が1000円も値上がりするのか。 実は太陽光や風力などを普及させるため、再生可能エネルギーの電力は国の制度で大手電力会社による買い取りが義務づけられており、その費用の多くは電気料金に上乗せされて国民が負担する仕組みになっている。 経済産業省の発表によると、2021年度の買い取り費用の上乗せ額は前の年度より3200億円余り増え、全体で約2兆7000億円にのぼる。 国民が強いられる新たな負担額