【北京=羽田野主】中国国務院(政府)関税税則委員会は6日、米国から輸入する約750億ドル(約8兆2500億円)分の製品の追加関税率について14日に引き下げると発表した。2019年9月に課した追加関税の税率を10%から5%に、5%から2.5%にそれぞれ引き下げる。これ以外の措置は継
【北京=羽田野主】中国国務院(政府)関税税則委員会は6日、米国から輸入する約750億ドル(約8兆2500億円)分の製品の追加関税率について14日に引き下げると発表した。2019年9月に課した追加関税の税率を10%から5%に、5%から2.5%にそれぞれ引き下げる。これ以外の措置は継
14日朝方の東京外国為替市場で円相場が下げ幅を広げている。9時すぎに1ドル=110円07銭近辺と2019年5月23日以来、約8カ月ぶりの安値水準を付けた。米財務省が13日に発表した半期為替報告書で中国の「為替操作国」指定を解除
中国、譲歩勝ち取る トランプ氏の足元見透かし―対米貿易協議 2019年12月16日18時10分 【北京時事】中国は対米貿易協議「第1段階」合意で、米国に制裁関税の段階的な撤回を確約させる一方、自らの構造改革問題を先送りすることに成功した。米大統領選を来年秋に控えて実績作りを急ぐトランプ大統領の足元を見透かし、米農産品購入拡大と引き換えに米国から譲歩を勝ち取ったと言える。 <米中貿易摩擦 関連ニュース> 制裁関税の撤回は中国にとって「最重要事案」(廖岷財政次官)だった。米国は中国の強硬姿勢に折れ、1200億ドル(約13兆円)分の対中関税の引き下げに応じる方針を表明。景気減速に直面する中国には大きな成果となった。 また、合意文書には知的財産権の侵害や米企業に対する技術移転強要、為替などの問題が盛り込まれる一方、国有企業への産業補助金など構造改革問題は含まれないもよう。国家主導の産業育成策の方向
米中、貿易協議「第1段階」合意 追加関税の発動見送り―来月めど署名 2019年12月14日09時52分 【ワシントン、北京時事】米中両政府は13日、貿易協議の「第1段階」で正式合意したと発表した。15日に予定していた米国の制裁関税と中国の報復関税の発動を見送るとともに、米国は発動済みの追加関税の一部を引き下げる。関税緩和の動きは貿易戦争が本格化した昨年夏以来初めてで、米中関係は大きな転換点を迎えた。 <米中貿易摩擦 関連ニュース> 中国政府の発表によると、第1段階の合意は農産品、知的財産権の保護、技術移転強要の問題、金融サービス、為替、貿易拡大、紛争処理など9項目。来月をめどに両国の閣僚級がワシントンで合意文書に署名する方向だ。 トランプ米大統領は「非常に大きな合意に達した」と述べ、幅広い協定を目指す「第2段階」の交渉を急ぐ考えを示した。来年秋の大統領選を控えて農業分野の成果を優先し、難航
米国は15日に中国製のスマートフォンやノートパソコンなどを対象に15%の関税を上乗せする「第4弾」の残り1600億ドル分の発動を予定していたが、中国との合意を受けて適用を見送る。 米通商代表部(USTR)の発表によると、適用済みの制裁関税については家電・家具など第1~第3弾(2500億ドル分)にかける25%の税率は維持する一方、9月に発動したスマートウオッチなど1200億ドル分の関税率は15%から7.5%に下げる。 トランプ米政権が対中制裁関税を一部緩和するのは、米中両国が関税をかけ合う貿易戦争を始めた2018年7月以降で初めて。中国側も15日に準備していた報復関税の発動を見送る。文書への署名時期は今後調整する。 ただ、米国は中国が強く求めていた関税の撤廃には応じなかった。産業補助金など両国間で溝が深い問題も第2段階以降の協議に先送りする方針で、対立は長期化が避けられない。 中国国務院(政
中国政府は13日、米中両政府が貿易戦争の収束に向けた通商協議の第1段階の協定書で合意に達したと発表した。知的財産権の保護や技術移転の強要、農産品など9項目。米国は中国製品に課している制裁関税を段階的に廃止するという。 トランプ米大統領は12日、「大きな合意に近づいている」とツイッターに投稿。米報道によると、その後ホワイトハウスで対中交渉を担当するライトハイザー米通商代表部(USTR)代表らと協議し、第1段階の合意条件を了承したという。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)によると、ライトハイザー氏と中国の崔天凱・駐米大使が13日にも合意の関連文書に署名する見通しだ。 中国外務省の華春瑩報道局長は13日の定例記者会見で、米国との大筋合意について確認を避けたが、「中米合意が国際社会の共通の期待であることを示している」と早期合意に前向きな姿勢を示していた。
米政権は中国製スマートフォンなどを対象に、15日に「関税第4弾」の発動を予定していたが、中国と合意に達すれば適用を見送る方針だ。ノートパソコンなどハイテク製品を中心に1600億ドル分が対象となっており、発動されればサプライチェーン(供給網)の世界的な混乱は避けられなかった。 トランプ米大統領は12日、ホワイトハウスにライトハイザー米通商代表部(USTR)代表やムニューシン財務長官らを集めて対中政策を協議した。米中は10月の閣僚級協議で、農産品や為替問題などに絞った「第1段階の合意」を目指すことで一致し、協定文書の詳細を詰めてきた。中国側と最終的に合意できれば、13日にも文書に署名して発表する。 ホワイトハウス関係者によると、両国の「第1段階の合意」には、中国による米農畜産品の大量購入が盛り込まれる方向だ。トランプ氏は中国に年400億~500億ドルの農畜産品を米国から購入するよう促しており、
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長も同日、交渉の進展を確認し、米中両国が「第1段階の合意に至れば、関税の合意・譲許もあるだろう」と語った。 コンウェイ米大統領顧問はトランプ大統領が合意署名を「切望」していると話した。交渉は継続中で、合意署名の時期や場所はまだ確定していないという。 一方、ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)はFOXビジネスに対し、「第1段階の合意の条件として既存の関税を撤回する合意は現時点でない。その決定を下せるのはトランプ大統領のみだ」と述べた。 関税賦課を巻き戻す合意ができれば、世界経済に影を落とす貿易戦争の緩和への道が開ける。トランプ大統領による懲罰的関税の撤回は交渉の当初から、中国側の要求の柱だった。 北京では中国商務省の高報道官が、「米中が第1段階の合意に達すれば、双方が既存の追加関税を合意内容に基づいて互いに比例したペースで同時に撤回していくことになる。
[ワシントン 10日 ロイター] - 10日にワシントンで始まった米中の閣僚級通商交渉は、1日目の協議を終えた。トランプ米大統領は、極めて良好な交渉だったと述べたほか、中国の劉鶴副首相と11日にホワイトハウスで会談することを明らかにした。 ホワイトハウスによると、トランプ氏と劉副首相は米東部時間11日午後2時45分(日本時間12日午前3時45分)に会談する。 米経済団体幹部らは、米国が来週予定されている関税引き上げを見送る可能性に期待を示した。 双方の閣僚による直接協議は7月下旬以来。ムニューシン米財務長官とライトハイザー通商代表部(USTR)代表は、劉氏ら中国当局者とUSTRで約7時間にわたり協議を行った。 トランプ大統領は協議終了後、記者団に対し「非常に良い交渉だった」と述べ、11日にホワイトハウスで劉氏と会談する意向をあらためて示した。会談についてはこれより先にツイッターで言及してい
[ワシントン 1日 ロイター] - トランプ米大統領は31日、包括的な通商合意を目指して中国の習近平国家主席と近く会談する考えを示した。ワシントンで行われた米中通商協議について、トランプ氏とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表はともに大きな前進があったと評価した。 1月31日、トランプ米大統領は、包括的な通商合意を目指して中国の習近平国家主席と近く会談する考えを示した。ホワイトハウスで同国家主席との会談について言及する同大統領。ワシントンで撮影(2019年 ロイター/JIM YOUNG) トランプ大統領は中国の劉鶴副首相との会談で、米中が「史上最大規模の取引」で合意できることを期待していると述べた。 新華社によると、中国代表団も声明で2日間の協議で「重要な進展」があったとの認識を示した。 習主席との会談について具体的な計画の発表はなかったが、トランプ大統領は複数回の会談があり得るとし
1月19日、トランプ米大統領は、中国との貿易協議が進展しているとの認識を示した。ただ、対中関税の撤廃を検討しているとの一部報道については「誤った報道」として否定した。2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White/Illustration/File Photo) [ワシントン 19日 ロイター] - トランプ米大統領は19日、中国との貿易協議が進展しているとの認識を示した。ただ、対中関税の撤廃を検討しているとの一部報道については「誤った報道」として否定した。 同大統領はホワイトハウスで記者団に「中国と貿易については、非常に順調に進んでいる」と発言。「合意が成立すれば、当然、制裁は行わない。合意が成立しなければ(制裁を)行う」と述べた。 同大統領は「何度も協議を重ねており、中国との合意がまとまる可能性は十分にある。順調に行くだろう」と述べた。 中国の劉鶴副首相は、通商協議
1月9日、北京で行われていた米中の次官級通商協議が終了した。当局者は協議の詳細が近く発表されるとしている。世界経済に大きな悪影響を与えかねない米中貿易戦争が回避されることへの期待が高まった。2018年11月撮影(2019年 ロイター/Yuri Gripas) [北京 9日 ロイター] - 北京で行われていた米中の次官級通商協議が9日、終了した。当局者らは協議の詳細が近く発表されるとし、世界経済に大きな悪影響を与えかねない米中貿易戦争が回避されるとの期待が高まった。 こうした中、中国国営紙の環球時報の編集長はソーシャルメディア上で、米中両国が中国時間で翌10日午前に同時に声明を発表する見込みと指摘。「交渉は厳しかったものの、感じが良く率直な雰囲気の中で行われたと聞いている。米国側の交渉団が帰国の途に就いたため、双方とも説明は行っていない」と述べた。
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