消滅可能性自治体とされた青森県外ヶ浜町=2024年4月24日 企業経営者や大学教授ら民間の有識者でつくる「人口戦略会議」(議長・三村明夫日本製鉄名誉会長)が、人口推計に基づいた全国自治体の持続可能性について分析したところ、「消滅可能性自治体」が744に上ると発表した。新たに、聞き慣れない「ブラックホール型自治体」も登場。「消滅」「ブラックホール」ってどういうこと?(時事ドットコム取材班・編集委員 豊田百合枝) 【特集】時事ドットコム取材班 ―「消滅可能性自治体」って聞き慣れない言葉だけど、一体何? 出産する年代の女性人口が減ると、子どもや若い人が減っていき、最終的には住む人がいなくなるのではないかという考え方が基になっていて、出産する年代の女性が大きく減ると予測された市町村は「消滅の危機」にあると定義した。具体的には、出産の中心世代とされる20~39歳の女性が2020年から50年までの30