参院選勝敗のカギを握るのは… 第26回参院選は残り1週間で投開票の7月10日である。メディア各社の参院選中盤情勢調査も出そろった。 産経新聞・FNN(フジニュースネットワーク)の合同調査(6月25~26日実施)によると、自民、公明の与党に日本維新の会と国民民主党などを加えた「改憲勢力」は、憲法改正の発議に必要な3分の2(166議席)に届く公算が強いとする。 一方、(1)参院選勝敗のカギを握る32の改選1人区で自民党が約8割の25で優位に立っている、(2)全国13の改選数2以上の複数区でも候補者を2人擁立している4選挙区は北海道を除く千葉、神奈川、東京で2議席を固めた、(3)比例代表でも前回2019年の19議席を上回る可能性がある、など自民が単独過半数70議席をうかがう勢いであるというのだ。 奇しくも筆者が編集・発行するニュースレター『インサイドライン』(6月25日号)で、「参院選の焦点は『