【パリ=梁田真樹子】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日、パリを訪問し、フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相と会談した。ゼレンスキー氏は「より早く戦闘機を得て、より早くロシアによる侵略を終わらせられれば、欧州の平和を取り戻すことができる」として、仏独両首脳に戦闘機供与をはじめとする軍事支援の強化を呼びかけた。 8日、パリで会談に臨む(左から)ウクライナのゼレンスキー大統領、マクロン仏大統領、ショルツ独首相=AP 会談に先立ち、仏大統領府で行われた3首脳共同の記者発表で、ゼレンスキー氏は、ウクライナ東部でのロシア軍との激しい攻防を念頭に「時間がない」と訴えた。マクロン氏は、「ロシアは勝てないし、勝ってはいけない」とし、「我々は、ウクライナが勝利するまで支える決意だ」と強調した。ショルツ氏も、ウクライナに対する軍事、人道、財政支援を「必要な限り行う」と表明した。 マク