[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米オレゴン州で、26歳の女性の目から、これまで牛への感染しか確認されていなかった寄生虫が14匹見つかった。 テラジア・グローサと呼ばれる寄生虫の一種で、大きさは1.3センチにも満たない。涙液をエサに、牛の間でのみ感染すると考えられてきた。 米疾病対策センター(CDC)では、この女性が夏に頻繁にアウトドア体験をしたことが感染につながったようだとしている。 この虫が長期間眼球にとどまると、角膜瘢痕(はんこん)を引き起こしたり、最悪の場合、失明の恐れもある。 研究者によるとヒトの目に感染する寄生虫は2種類しかないと思われてきたが、テラジア・グローサで3種類目になったとしている。