カナダ最大の住宅ローン会社で、サブプライムの借り手を相手に商売しているホーム・キャピタル・グループが経営危機に陥っています。 経営危機の噂を聞きつけた預金者たちが、同社の提供する高利回り預金を引出し、これまでにこのタイプの預金の72%が流失したそうです。 問題の発端は、カナダの証券当局が、ホーム・キャピタル・グループの住宅ローン貸付け業務で、借り手の収入を確認せず、無理な融資を実行していると指摘したことから始まりました。 カナダのバンクーバーでは近年、中国人の不動産バイヤーが殺到しており、去年だけで30%も価格が急騰しました。 バンクーバーでは外国人投資家の不動産投機を抑制するため15%の投資税を導入しました。すると中国人バイヤーはトロントに移動し、今度はトロントで不動産バブルが発生したのです。トロントの不動産価格は3月の時点で前年比+30%の急騰を見ました。 このような不動産価格の急騰で