暴行問題の責任を取り、大相撲の横綱日馬富士(33)が土俵を去る。警察の捜査が進み、日本相撲協会の調査が終わる前の決断。親しい関係者には、心身の疲れを訴えていた。29日午後に予定されている記者会見で、自らの思いを語る予定だ。 「疲れ果てた。もう精神的にダメです」 29日午前1時ごろ、伊勢ケ浜部屋の後援者は福岡県内に滞在中の日馬富士本人から電話でこう告げられた。そして、現役引退の意向であると伝えられた。 日馬富士が暴行を認めたのは約2週間前の今月14日。その後頻繁に連絡を取り合ってきたこの後援会関係者は、日馬富士本人が数日前まで、日本相撲協会の調査結果を待って進退を判断するつもりだろうと認識していた。ただ一方、電話口での様子から、「日に日に元気がなくなっていった」とも感じていたという。 27日に東京・国技館であっ…