2030年までに公的教育予算を10兆円増やし、高等教育も無償化――。下村博文文部科学相が近著で、そんな構想を発表した。教育予算を他の先進国並みにする「教育立国」を唱えている。思い描く未来の日本のすがたはどんなものか。財源はどうするのか。■「GDP108兆円増」試算 「教育立国のグランドデザイン」。16年後までの予算構想を、下村氏は6月に出した自身の半生記「9歳で突然父を亡くし新聞配達少年から文科大臣に」(海竜社)でそう銘打った。
小保方晴子さんのSTAP論文騒動については、世間では彼女の擁護派と批判派が拮抗しているようである。Yahoo意識調査(4月19日現在)によると、約半分の人が彼女の会見について「納得できなかった」、3割が「納得した」、残りが「内容がわからない」あるいは「見ていない」という結果である。週刊誌には、「小保方晴子というリトマス紙」などという見出しも出ていたが、言い得て妙で、彼女に対する考え方は、その人が「他の人をどのように見るか」を極めてよく反映している。小保方さん個人への感想はさておき、今回の小保方騒動は、我が国の高等教育、研究制度などの問題点を見るのに極めてよい鏡であるように思える。これは私のブログの最初の記事であるが、今回は彼女を通して見えてくる我が国の「高等教育の問題点」について論じてみたい。 ウィキペデイアによると、小保方さんは1983年の生まれであり、公立中学・私立高校を卒業後、200
不認可の撤回を求めた要請を終え、記者の質問に答える(左から)長柄・清光学園理事長、吉田・吉田学園理事長、穂積志・秋田市長(7日午後、文科省で)=関口寛人撮影 「3校については認可します」。田中文部科学相が、新設を不認可としていた3大学の開校を一転して認めた。 3大学の関係者は「勝った」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。振り回されたのは学生、官僚、そして政権……。大臣の暴走が無用な混乱を招いた。 「3大学の新設については、現行の制度にのっとり、適切に対応する」 5時間半にわたって野党の追及を受けた7日の衆院文部科学委員会の最後、田中文科相が委員長から発言を促され、3大学の開校を認める考えを示した。野党側の猛攻に屈した格好だ。 それでも、強気の虫は収まらない。報道陣に囲まれて、「全国からの声とかメディアとか統計を取っているが、大学設置のあり方について見直すことには、かなり高い率の方が賛成してい
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