My techno-optimism 2023 Nov 27 See all posts Special thanks to Morgan Beller, Juan Benet, Eli Dourado, Karl Floersch, Sriram Krishnan, Nate Soares, Jaan Tallinn, Vincent Weisser, Balvi volunteers and others for feedback and review. Last month, Marc Andreessen published his "techno-optimist manifesto", arguing for a renewed enthusiasm about technology, and for markets and capitalism as a means of b
AIの研究開発が急速に進む中、AIの安全性を重視するように求める声も目立つようになっています。一方で、テック業界では「テクノロジーを規制せずに技術進歩を無制限に加速するべき」とする思想「効果的加速主義(e/acc)」も広がりつつあります。 This A.I. Subculture’s Motto: Go, Go, Go - The New York Times https://www.nytimes.com/2023/12/10/technology/ai-acceleration.html A New Wave in AI: The Rise of Effective Accelerationism – Cryptopolitan https://www.cryptopolitan.com/a-new-wave-in-ai-the-rise-of-accelerationism/ AIの
人はミスをする。これは当たり前のことだ。 だからミスしないように準備をするし、仮にミスしたとしても、トラブルにならないように防護策を立てておく。人命に関わるような重大なトラブルになるのであれば、対策は何重にもなるだろう。 個人的なミスが、ただ一つの「原因→結果」として重大な事故に直結したなら分かりやすいが、現実としてありえない。ミスを事故に至らしめた連鎖や、それを生み出した背景を無視して、「個人」を糾弾することは公正なのか? 例えば、米国における医療ミスによる死亡者数は、年間40万人以上と推計されている(※1)。イギリスでは年間3万4千人もの患者がヒューマンエラーによって死亡している(※2)。 回避できたにもかかわらず死亡させた原因として、誤診や投薬ミス、手術中の外傷、手術部位の取り違え、輸血ミス、術後合併症など多岐にわたる。数字だけで見るならば、米国の三大死因は、「心疾患」「がん」そして
起業家出身、大統領候補の危惧 2020年にひかえたアメリカ大統領選挙において、民主党から出馬を表明した候補者のひとりにアンドリュー・ヤンという人物がいる。彼は台湾出身の移民二世。政治の経験はないが、一方でシリコンバレーでドットコム企業を立ち上げた過去を持つなど、起業家としての側面を持っている。 そんな大統領候補としてはいささか異彩を放つヤンが掲げる政策案の目玉は、なんといってもユニバーサル・ベーシックインカム(最低所得保障制度)の導入だろう。 ベーシックインカムとは、すべての国民に対して無条件に一定の金額を支給する制度。ヤンは、アメリカのすべての成人に一ヶ月あたり1000ドル(約11万円)を保障する、という大胆な政策案を打ち出している。 とはいえ、ベーシックインカム構想は何も物珍しい考え方ではなく、経済学者ミルトン・フリードマンの「負の所得税」構想など、類似の考え方は経済学の分野でも真剣に
※こちらは2022年11月20日刊行のぬかるみ派『現在思想vol.2特集=加速主義』に収録された「あとがき」として書かれたものです。加速主義が語られるようになった今だからこそ、読まれてほしいので特別に公開いたします。 ▶まず我々は加速主義というイデオロギーが、白人至上主義や人種差別主義、ミソジニー、極右思想、新自由主義と切っても切り離せない関係にあるということを認めなければならない。実際、加速主義者はそれ自体、ブーガルー運動やネオナチズムなどとまとめて極右過激派の一グループにまとめられることも多い。特にアメリカの記事や出版物においては、加速主義者(Accelerationists)という言葉自体で過激な人種差別主義者を指し示すものとして用いられることも多く、二〇二二年に邦訳されたタリア・ラヴィンの『地獄への潜入 白人至上主義者たちのダーク・ウェブカルチャー』においても加速主義者はテロリスト
2018年夏に日本に紹介された加速主義は、雑誌『現代思想』の2019年6月号で特集を組まれるなど注目を集めつつある。加速主義はポスト・トゥルースやシンギュラリティ、新自由主義といった問題について考える上で示唆に富む議論を展開している。また、近年注目される哲学である思弁的実在論への影響も与えた。 私は今年に入ってから加速主義についての議論を追い始め、一通り重要に思われる書籍、雑誌、WEB記事をチェックできたので、ここで一言コメントとともに文献をまとめた記事を書くこととした。浅学ゆえ、もしかしたら重要な文献の漏れがあるかもしれないが、これから加速主義の議論を追いたいという人の参考になれば幸いである。 なお、加速主義はリバタリアニズムと共鳴する右派加速主義と呼ばれる系統と、社会民主主義や共産主義と共鳴する左派加速主義と呼ばれる系統に分けることができるので、その観点からもコメントを記した。 とりあ
最近、OpenAIのアルトマンCEOの解任騒動などを通じて、効果的利他主義(EA)と効果的加速主義(e/acc)の対立が話題となっています。 効果的加速主義を先導したベフ・ジェゾス氏は、これまで実名を明かさずに活動を続けてきましたが、この度、姿を現して、レックス・フリードマン氏との対談に応じました。 なお、レックス・フリードマン氏は、タジキスタン出身のアメリカの人工知能研究者で、多くの有名人との対談を配信している人気のポッドキャスターです。 大変貴重で有意義な内容を含んでいるので、是非、この動画を見て、全文を読んでいただきたいのですが、非常に長いため、ここにテーマごとの概要をまとめました。 1.イントロダクション主要なキーワード: レックス・フリードマン、ギョーム・ヴェルドン、@BasedBeffJezos、e/acc運動、量子機械学習、Google、Extropic、AI進歩 要約: レ
「何か新しい家康」を求めて 2023年の大河ドラマ『どうする家康』は徳川家康が主人公であった。 家康が登場する大河ドラマはいままで多数あり、だいたい20作ある。新たに作るかぎりは何か新しい家康を見せねばならず、つまり家康の上に家康を重ねなければならないわけで、なかなか大変だ。 2023年の家康は「平和をめざす家康」でいった。 まあたしかに、家康のところで戦いの世は終わったので、家康はもとから平和をめざしていた、と言うことは可能である。 いまどきの家康はそういう方向で描かれることもけっこうある。 『どうする家康』で珍しかったのはそれに最初の妻をからめたところである。 彼女との約定を大切にすることによって、家康は天下を平定した。と、2023年家康はそういうことになっていた。 家康の正室・瀬名は築山殿とも呼ばれ、武田方と内通した疑いによって殺されている。歴史上は(これまでの大河でも)だいたいそう
Published 2024/01/05 18:15 (JST) Updated 2024/01/05 21:58 (JST) 羽田空港で1月2日、日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故。衝突から18分間で379人(乗客367人、乗員12人)が炎上する機体から避難を完了したミッションはメディアから「奇跡」と称賛されました。そして、陰には同じ空を仕事場とする同業他社の協力がありました。 事故後、JAL機から乗客が次々脱出。付近にいたANAのグランドハンドリング(グラハン)のスタッフ約10人がすぐさま駆け付けました。ふだんは貨物を運んだり、機体を誘導する地上業務です。グラハンのスタッフは避難誘導した後、乗客のケアに努めました。何人かが「トイレに行きたい」と話したため、同社の整備士に連絡。偶然、近くにANAの小型機が駐機していたため、整備士の誘導で乗客数人がトイレを利用しました。 混
ネットのアングラから生まれた「イーアック」 前回記事〈「AGI」は、人類を凌駕して「生存リスク」になりえるか…「OpenAI騒動」の背景にあった世界的な懸念〉で扱ったOpenAIのお家騒動では、AI規制派とAI推進派の対立がその理由として報じられ、最終的には推進派の声が上回った形で決着した。だがOpenAIの社外に目をやれば権勢を伸ばしているのは、むしろAI規制派である効果的利他主義の支持者たちではないか。それが前回の趣旨だった。 対して今回は、推進派として報じられた、シリコンバレーのAI開発現場から湧き上がった通称「e/acc(イーアック)」、「効果的加速主義」と呼ばれる動きについて触れてみたい。 AI規制派の効果的利他主義は、英語ではEffective Altruismと表記され「EA」と略されることが多い。対してAI推進派の効果的加速主義はeffective acceleration
羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上し海保機の乗員5人が死亡した事故で、日航機の貨物室に預けられたペットは救出できなかったという報道を受け、女優の石田ゆり子(54)が思いを明かした。 2日に起きた事故では日航機の乗客、乗員379人全員が脱出。ただ、手荷物として貨物室に預けられたペットは救出できなかったという報道もある。元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサーは4日、自身のインスタグラムで、海外の航空会社ではペットを客室に同伴することが可能な社もあるとし、「条件を定めて、日本でも試験的に始めてみては、どうでしょうか?」と提案。その後「追伸」として「脱出時の乗客の安全など、様々な課題がある事はわかっておりますが 何かそれを乗り越える方法があるのではないかなと、『無理に決まっている』と、決めつけるのではなく今の新しい技術やアイディアで検討していただけたらとそんな思いで、書かせてい
Chat GPTが話題になった2023年、私たちはどんなに難しい論文もその要約によってファストに理解することが可能になっている。長文や難文が要約によって「早わかり」されることが当たり前になった現在、剥き出しの結末によって物語を「早わかり」させることに特化したポスト・インターネット状況下のウェブ小説は私たちにどんな認知をもたらすのか。江永泉は、加速主義を鍵概念としてポスト・インターネット下に流通する情動を剔出する。 (執筆・江永泉) 1. 加速主義とは何か。様々な説明ができるが、ここでは次のような一節の参照から始めたい。ある座談の中での、仲山ひふみの発言である。 当初はイギリスのクラブミュージックとも密接なつながりを持ったインターネット上のサブカルチャーとして、まさに加速した状態から始まった 千葉雅也ほか「加速主義の政治的可能性と哲学的射程」 『現代思想 特集=加速主義』2019年6月号、p
CULTURE | 2023/09/29 SNSで「敵」の悪口を書き連ね、仲間内だけで褒め合っているだけでは無意味 「本当に社会を変える」のに必要な戦いとは何か?倉本圭造×橋本直子対談(前編) 連載「あたらしい意識高い系をはじめよう」特別編 文・構成・写真:神保勇揮(FINDERS編集部) 橋本直子氏(写真左)、倉本圭造氏(写真右) ※対談中編はこちら ※対談後編はこちら FINDERSで連載「あたらしい意識高い系をはじめよう」を手掛ける倉本圭造氏の対談シリーズ第3弾として、難民・移民政策の専門家である一橋大学の橋本直子氏との対談をお届けする。 橋本氏は、これまで大きな反対運動が巻き起こりながらも、今年6月に成立した改正入管法に関して、立憲民主党推薦の参考人として「修正協議」を訴えた人物で、政府提出の法案に反対し修正案を提案していた。修正案は一時は合意しかけたものの、改正案そのものの廃案を
安倍晋三元首相。2022年7月8日、奈良市で演説中に銃撃されて死亡した Photo by Tomohiro Ohsumi / Getty Images 安倍晋三元首相銃撃事件から約1年半が過ぎたいまも、与党・自民党と旧統一教会の癒着の問題は解決の兆しが見えない。なぜこのカルト教団は日本で肥大し、政治家たちはそれを見過ごしたのか。米有力誌「アトランティック」に大きく掲載された長編記事を、全訳掲載する。 【画像】なぜ安倍を暗殺した山上徹也を米有力誌は「歴史上最も成功した暗殺者」と書いたのか 安倍晋三は人生最後の日の朝、奈良にいた。 五重塔で知られる古寺と、神の使いの鹿で有名なこの地方都市にやってきた目的はいかにも事務的で、市内の主要駅に面した街路の広い交差点で、地元選出の国会議員の再選を訴える応援演説をするためだった。 安倍は2年前に首相を辞任していたが、日本の歴代首相で最長の在任記録を持つ彼
日本航空(JAL)516便と海上保安庁の航空機が衝突した2日の事故で、JAL機から乗客367人と乗員12人が全員脱出できたことについて、英メディアは「奇跡」「信じられない」などと相次いで伝えた。 【図でわかる】JAL機と海保機に関する交信記録 英スカイニューズ・テレビは2日、「数百人が奇跡の脱出」と速報。複数の元パイロットの談話として、「私たちは奇跡を目撃した。乗員が乗客全員を脱出させたのは、奇跡としか言いようがない」「もっとひどい状況もあり得た」などと報じた。 英BBC放送は「乗員がどれだけ避難訓練に時間を割いてきたかを思い知らされた。信じられないほどの仕事をした」と解説する航空専門家の談話を紹介。冷静に避難を終えた乗員・乗客の行動を称賛した。【ロンドン篠田航一】
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く