今記事のデータ取得や項目選択のあらましは記事一覧【4大既存メディア広告とインターネット広告の推移(経済産業省発表・特定サービス産業動態統計調査から)】で解説しているので、そちらで確認してほしい。今記事はその2010年7月分データ(公開は同年9月)の速報値を反映させたもの。 比較しやすいように先月発表データと並列して図にしてみたが、先月同様に一部部門で状況の改善が見受けられる。特に「テレビ」は確定値で確認する限り、今年の4月以降順調に伸び続けているのが見て取れる。ただしこれは先月の事情同様、今月の伸びも「昨年の同月における」前年同月比がマイナス12.3%と(テレビ部門にしては)かなり大きな下げ幅だった反動によるところが少なくない。「ラジオ」は今回かろうじてプラスに転じたが、これもテレビと同じ理由によるところが大きい(昨年同月はマイナス18.3%)。一方で「雑誌」の下げは継続しており、昨年同月