刊行からだいぶたってしまったが、吉永良正さんの『アキレスとカメ』講談社というたいへん楽しい本を紹介しよう。 吉永さんは、ぼくが東京出版の受験雑誌『大学への数学』や『高校への数学』に連載し出した頃、同じように連載を持った人だが、サイエンスライターとしては大先輩であり、すばらしい本をたくさん書き、また翻訳もしている。現在は、大東文化大学の先生をされているので、ライターから大学教員になった、という経歴も似ており、勝手に親近感を抱いている。何度か対談をさせていただき、いっしょにお酒を飲んだこともあるので、知人と言ってもいいと思う。ライターとして気骨を持ったかたで、物書きとして生きていく上での心構えなどを教えていただいた。 アキレスとカメ 作者: 吉永良正,大高郁子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/07/02メディア: 単行本購入: 19人 クリック: 395回この商品を含むブログ (1
Compute expert-level answers using Wolfram’s breakthrough algorithms, knowledgebase and AI technology Mathematics ›Step-by-Step SolutionsElementary MathAlgebraPlotting & GraphicsCalculus & AnalysisGeometryDifferential EquationsStatisticsMore Topics »Science & Technology ›Units & MeasuresPhysicsChemistryEngineeringComputational SciencesEarth SciencesMaterialsTransportationMore Topics »Society & Cul
先頃Mathematicaの開発元であるWolfram Researchの総帥Stephen Wolframが自身のブログエントリで公開したノーティスがそれだ。 Wolfram|Alpha Is Coming! http://blog.wolfram.com/2009/03/05/wolframalpha-is-coming/ The way humans normally communicate is through natural language. And when one’s dealing with the whole spectrum of knowledge, I think that’s the only realistic option for communicating with computers too. ... All one needs to be able t
今週末に、数学者の黒川信重先生と二度目の対談をする。 一度目は、数学のフィロソフィー - hiroyukikojimaの日記で書いた通り、雑誌『現代思想』での数論の特集号でだった。今回は、雑誌ではなく、書籍を作ろうという企画である。リーマン予想誕生150周年を記念した本の予定なのであるが、黒川先生は、リーマン予想解決の直前本になるだろう、と驚くべきことを言っている。まあ、黒川先生も加藤和也先生も、かなりおちゃめな人なので、発言についてはジョーク部分をだいぶ割り引いて受けとらなくてはならないだろう。 黒川先生が、リーマン予想解決の鍵になるであろう、といっている「1元体(F1)上の数学」というのが、今回の対談の話題の中心となると思うので、ほんのちびっとだけは話について行きたい、という思いから、その要となる「スキーム理論」の入り口のところを勉強してみた。スキームというのは、「代数幾何学」という分
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What is REDUCE? REDUCE is a portable general-purpose computer algebra system. It is a system for doing scalar, vector and matrix algebra by computer, which also supports arbitrary precision numerical approximation and interfaces to gnuplot to provide graphics. It can be used interactively for simple calculations (as illustrated in the screenshot below) but also provides a full programming language
円高なのでAmazon.comで1000ページの大型書籍ばかりを買いがちになる。トヨタやソニーのような輸出依存企業には悪いけれど、とにかく円で買う洋書の値段が安いのだ。 この間買ったBuffetの自伝"The SNOWBALL Waren Buffett and the Business of Life" [http://www.amazon.com/dp/0553805096/] もそうだし、Acemogluの"Introduction to Modern Economic Growth" [http://www.amazon.com/dp/0691132925/] もそうだし、今回紹介するThe Princeton Companion to Mathematicsもそうだ。 The Princeton Companion to Mathematics http://www.amazon
遅ればせながら映画『容疑者ケインズ』、もとい、映画『容疑者xの献身』を観てきた。 なぜ観に行ったか、というと、ぼくがCDまで買ってしまいそうな勢いの柴咲コウのファンだからでは決してなく、福山演じるガリレオ先生の講義のように教室を女子大生でいっぱいにするにはどうしたらいいかを学びたいから、ってえのでも全くない。実は、小学生の息子が、「どうしても観たい」、といったので連れていくことにしたのだ。息子は、テレビでの『ガリレオ』を観て、このシリーズのファンになったようだ。表向きには、理科マニアであることが理由なのだが、その実、柴咲お姉さまにやられてしまっているのかどうかは定かではない。(ママには内緒にしといてあげよう)。まあ、理科雑誌「RikaTan」(ムペンバ効果と経済 - hiroyukikojimaの日記参照)を与えて以来、繰り返し熟読しているので、まんざらウソでもないだろう。本当に、この雑誌
数学者で京大名誉教授の伊藤清さん死去2008年11月14日17時4分印刷ソーシャルブックマーク 偶然に支配される現象を数学として理論化することに成功した数学者で文化勲章受章者の、京都大名誉教授、伊藤清(いとう・きよし)さんが10日午前9時26分、呼吸不全で死去した。93歳だった。葬儀は近親者のみですでに済ませた。12月中に数学関係者によりお別れの会が計画されている。自宅は公表していない。 三重県生まれ。東京大理学部を卒業し、名古屋大助教授などを経て52年から京大教授、学習院大教授などをつとめた。 専門は確率論。顕微鏡で見える水中の微粒子の動きのような不規則な運動は、従来の数学の枠組みでは取り扱えなかったが、これを可能にする「確率微分方程式」の理論を42年に発表。数学、理論物理学に大きな影響を与えた。最近では、金融派生商品(デリバティブ)の価格決定など最新の金融工学に理論が応用され、業績が改
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今並んでいる『現代思想』2008年11月号は、テーマは「<数>の思考」、要するに整数論の特集なのだ。「現代思想」という雑誌の性格上、かなり冒険的な特集だと思う。ぼくは、企画段階でちょっとアイデアを出し、あとは数論専門家の黒川信重さんの聴き手を務めた。 現代思想2008年11月号 特集=〈数〉の思考 出版社/メーカー: 青土社発売日: 2008/10/27メディア: ムック購入: 21人 クリック: 130回この商品を含むブログ (8件) を見る 黒川先生のゼータ関数とリーマン予想に関するお話も非常にエクサイティングなもので、数学ファンは必読だと思うが、ぼくがお勧めの論考は、伴克馬さんの『ガロア理論の世界観』と吉田輝義さんの『類体論と現代数学』。どちらも、若手の俊才である。彼らの論考の面白さは、数学の知識そのものを啓蒙している、というより、「数学のフィロソフィー」を語っているところにある。多
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