→紀伊國屋書店で購入 本書はフランスのグランゼコールの一つであるパリ政治学院(シアンスポ)で講師をつとめるピエール・アスリーヌが、演習でおこなったWikipediaに関する調査をもとにまとめた本である。パリ政治学院を卒業したばかりの若いジャーナリストがそれぞれ一章を担当し、アスリーヌは全体のまとめにあたる序文を書いている。 第1章「動揺する教育現場」にはWikipedia丸写しのレポートを提出する学生がフランスにもたくさんいるとあり、やはり世界的な現象だったのだなと苦笑した。 第2章「判定の判断―ネイチャー誌調査の真実」は Natureが2005年におこなったBritanicaとWikipediaの比較記事の問題点を掘りさげている。 Natureは専門家に依頼して、42の項目について Biritanicaと Wikipediaの記事を比較検討してもらった結果、間違いと欠落が Britani
![『ウィキペディア革命』 アスリーヌ編 (岩波書店) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bca5baaf7edc50b66e41523278b886a8aa13a180/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2FK%2FKinokuniya%2F20180502%2F20180502191846.jpg)