その男が運用する投資信託の純資産総額は、2013年121億円→14年250億円→15年533億円→16年1155億円。まさに倍々ゲームで増え続け、日本株ファンド全体で純資産総額の伸び率1位。そんな爆発的人気を誇るのが、レオス・キャピタルワークスの「ひふみ投信」だ。率いる藤野は、かつて投資業界で驚異的な記録、基準価額を2倍以上成長させたカリスマファンドマネージャー。藤野は「正しい投資をすれば企業は輝きを取り戻し、ひいては日本経済を健全にする」という。藤野流の、経済を活性化する投資マネーのあり方とは? 多くの投資信託が、日経平均などを基準にした手堅い運用成績を目指す中、驚異的な運用実績をたたき出す「ひふみ投信」。実はその秘密は、「無名会社」への投資にある。藤野は、年間100社以上自ら全国行脚し、将来の成長を期待できる中小企業を発掘、投資を行い、莫大な利益を得てきた。例えば、富山の田んぼの真ん中