ロシアのマントゥロフ副首相(2019年4月) Photographer: Yekaterina Shtukinay/Getty Images ロシアの防衛関連企業は国際的な制裁対象となっているにもかかわらず、アラブ首長国連邦(UAE)で開催されている兵器の見本市に多数出展している。現地ではプーチン政権幹部が、性能はウクライナでの戦闘で実証済みだと売り込みに余念がない。 中東最大の兵器見本市「IDEX」には戦車や防空システム、弾薬など200点以上のロシア製兵器が出品されていると、参加企業が明らかにした。 ロシア国営防衛関連企業ロステックの広報によると、同社のセルゲイ・チェメゾフ最高経営責任者(CEO)は「出品された製品の大半は、すでに実戦状態で性能を試験済みだ」と開幕前に説明。「これこそロシア製兵器が持つ競争面での主な強みだ」と述べたという。 ロシアの兵器メーカーに対しては、米国や英国、欧州