[ロンドン 29日 ロイター BREAKINGVIEWS] - サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)計画を巡って、なかなか決まらなかった海外上場先の候補に東京が浮上してきた。米紙ウォールストリート・ジャーナルは29日、アラムコが少なくとも一部の株式を東京に上場することを目指す可能性があると伝えた。他の海外市場にさまざまな不都合が存在することによる消去法的な面もあるとはいえ、東京上場案はそれなりに理屈が通っている。 8月29日、サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)計画を巡って、なかなか決まらなかった海外上場先の候補に東京が浮上してきた。写真はサウジアラムコのラス・タヌラ製油所。2018年5月撮影(2019年 ロイター/Ahmed Jadallah) アラムコが初めて5%の株式売却を公表した2017年初めの時点で、BREAKINGVIEW