改ざん見抜けず「遺憾」＝財務省文書めぐり検査院長：時事ドットコム改ざん見抜けず「遺憾」＝財務省文書めぐり検査院長 森友学園 加計学園 会計検査院 参院予算委員会で答弁する会計検査院の河戸光彦院長＝２０日午前、国会内 会計検査院の河戸光彦院長は２０日午前の参院予算委員会理事会で、昨年１１月に学校法人「森友学園」への国有地売却に関する報告書を国会に提出した際、財務省決裁文書の改ざんを見抜けなかったことについて「適切な確認を行わなかったことは誠に遺憾で、大いに反省し、再発防止策を講じたい」と陳謝した。 河戸氏の説明によると、検査院は予算委の要請に基づく検査の過程で昨年４月、財務省近畿財務局と国土交通省から提出された「貸付決議書」の内容が違うことに気付いた。財務局に照会したところ、「国交省のはドラフト（草稿）」との説明を受け、同省には問い合わせなかった。改ざんの可能性を考慮しなかったため、報告書では内容が異なる文書の存在を記載しなかったという。 金子原二郎予算
