新型コロナウイルスの感染予防に取り組む飲食店を支援する国の「Go To イート」キャンペーンをめぐり、予約サイトを介した「ポイント付与」と「送客手数料」による、飲食店側のデメリットが問題視されている。 飲食代にかかわらず1回の夕食で一律1000円分(昼食は500円分)のポイントが得られるため、安く食事を済ませてポイントを稼ごうという動きが起こり、インターネット上では「錬金術」などという声がある。一方、予約サイトによっては飲食店が送客手数料を支払う必要があり、利益が小さくなるため、一部の飲食店からは困惑の声があがっている。 Go To イートを所管する農林水産省はどう捉えているのか。また、「錬金術」の源泉となっているのは「一律」でのポイント付与にあるといえるが、なぜこのような制度設計になったのか。 327円で1000円分のポイントを獲得 2020年10月1日に開始したGo To イートは(1