消毒アルコール、酒で代替 品不足受け、業者次々参入―行政も柔軟対応・新型コロナ 2020年04月19日07時19分 消毒用アルコールの代替として利用可能な明利酒類(水戸市)の「メイリの65%」(同社提供) 新型コロナウイルスの感染拡大による消毒用アルコールの不足を補おうと、同等の効果を持つ高度数の酒の製造に乗り出す酒造会社が相次いでいる。厚生労働省が代替使用を認める異例の通知を出すなど行政も柔軟に対応しており、業者側は「早くお酒が楽しめる世の中に戻るよう、社会貢献したい」と意気込む。 <マスク・消毒液不足問題> 3月16日にアルコール度数65度の「メイリの65%」ウオッカを発売した水戸市の明利酒類。用途を意識して極力、不純物のない商品にしたが、販売サイトには「消毒や除菌目的の商品ではありません」と記した。医薬品の製造許可がなく、効能をうたうと医薬品医療機器法に触れる恐れがあるためだ。 厚労