[ニューヨーク/北京 3日 ロイター] - 中国が3日に公表した米製品に対する追加報復関税に液化天然ガス(LNG)が含まれたことで、両国の貿易摩擦に新たな側面が開かれた。これによってトランプ米政権が提唱するエネルギー輸出の大幅拡大構想の雲行きが怪しくなりかねない事態が出現した。 8月3日、中国が公表した米製品に対する追加報復関税に液化天然ガス(LNG)が含まれたことで、両国の貿易摩擦に新たな側面が開かれた。写真は2014年4月、米テキサス州コーパスクリスティの港で、原油を積み込んだ荷船(2018年 ロイター/Darren Abate) トランプ政権はこれまで繰り返し、積極的に世界中に化石燃料供給を増やしていく姿勢を打ち出しており、国内の原油と天然ガスの増産を促すため規制緩和を進めてきた。 しかしバークレイズのエネルギー市場調査責任者マイケル・コーエン氏は「世界最大級のエネルギー消費国(であ