緒方議員は、去年、妊娠した時から「議会の仕事と子育てを両立するために子どもを議場に連れて行きたい。もしくは、議会に託児所を作って、傍聴に訪れた市民も利用できるようにしてほしい」と議会事務局に繰り返し、要望してきたといいます。しかし、返ってきた答えは、「議員個人でベビーシッターを雇ってください」というものでした。 ことし4月、長男を出産したあと、緒方議員は体調を崩して6月、9月議会は出席できませんでした。ふだん長女は保育園に預けていますが、長男は自分で見ているため、政治活動などの際には友人などに預けていたといいます。 このため11月の議会の前に改めて議会事務局に交渉しました。ところが回答は変わらなかったといいます。 緒方議員は「議会の開始が遅れたことは本意ではなく申し訳ないと思っている」としたうえで、「子育てと仕事の両立は1人ではできないが、女性1人の責任のようになっている。子育ての当事者と