マスク着用で血中二酸化炭素濃度が上昇する マスクをすることには、メリットもあれば、デメリットもあります。 いちばんのメリットは、新型コロナを含めて、感染症をうつすことをある程度予防できること。では、デメリットは? ――これはもう、数えきれないほどありますので、その代表例を紹介していきましょう。 まずは、「マスク酸欠」になることです。 マスクをすると、自分の吐いた呼気がマスク内にたまります。呼気は、通常の空気よりも二酸化炭素を多く含んでいますので、マスクをつけ続けていると、たえず「二酸化炭素多め、酸素少なめ」の空気を吸い続けることになります。 すると、どうなるか? ――医学用語を使えば、血中二酸化炭素濃度が上昇します。 その第一の弊害は、頭痛が起きやすくなることです。二酸化炭素は、脳の血管を拡張させるので、三叉さんさ神経などを刺激して、頭痛の引き金をひくのです。 当然のことながら、酸欠状態で