やにさがった様子のオヤジ、あっけなく燃やされる百円札。妙に心に残る絵だ。 しかし、見るたび不安になるのだ。その火をつけたお札、熱くないのか。燃え移ったりしないか。消す時は踏むのか。水かけるのか。 Wikipediaによると、この絵のモデルは山本唯三郎という実業家だそうだが、彼が燃やしたのはペラ1のお札ではなく「札束」らしい。それでも、というかだからこそ、そんな束に火なんかつけたら大変なことになるのではないか。 そんなことはさておき。 もう一つ疑問がある。お札燃やしたくらいで、靴を探しだすに足りる光量はあるのか。 ここで参考までに、以前他の雑誌向けに作った、ローソク版「どうだ明るくなったろう装置」を示す。 どんだけ「どうだ明るく~」が好きなんだ私は、ということはさておき、これは元絵に忠実に、炎を使って玄関を照らそうと、ローソクを固めて作ったものである。 お札燃やすよりは安心であるが、やはりこ