昨年から頻繁に訪問している立ち食いそば屋がある。御徒町にある「鶏だしそば・うどん 三丁目」である。鶏だしに鰹節系のだしを加えた面白いつゆを提供している店である。今年も5月から冷しそばの提供を開始したというので、さっそく食べに行くことにした。お目当ては「冷しゲソ天そば」である。
立ちそばファンたちが大絶賛する「古くて新しい味」 2020年の1月、年明け早々に新しい立ち食いそばのお店「三丁目」が仲御徒町でオープンした。だがこの店、ちょっと変わっているのだ。 一番の売りは天ぷら3種が乗った、海鮮そば(450円)。 具材は日替わりで、この日はアナゴとエビとイカ。まずはそのボリュームに驚くのだが、変わっているのはそこではない。 ここは、カツオだしに鶏だしを合わせたツユを使っているのだ。 ひと口すすると、下町の立ち食いそばらしいしっかりした味わいながら、どこかまろみと深みを感じる。 これが鶏だしの効果なのだろう。 鶏のうまみが濃厚に感じられるというわけではないが、気持ちが和らいでいくようなおいしさがあり、それを薬味に添えられたショウガがピッと引き締めている。 この味が、立ち食いそばファンの間では「古くて新しい味」とすでに大評判なのだ。 ちょっと変わったツユながら、そばそのも
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