日本の航空会社の雄、全日本空輸株式会社(以下、ANA)。ボーイング787を世界で真っ先に導入するなど、攻めの経営が際立っている。今、そんな彼らのマニュアル変革への取り組みが注目されている。というのも、すべてのキャビンアテンダント(以下、CA)にiPadを配布したというのだ。その数約6000台。これだけの一大プロジェクトで彼らが変えたかったことはなんだったのだろうか? 今回、その取り組みをリーダーとして率いた業務プロセス改革室イノベーション推進部業務イノベーションチーム主席部員、林剛史氏と現役CAでありながら広報スタッフも務める山本直子氏に話を訊いた。 重さはCAが3分の1、パイロットは10分の1以下に!