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増田と増田小説に関するkash06のブックマーク (16)

  • もう一年経ったのか。 一年前、昼飯を買いに行ったスーパーで節分の豆と鬼..

    もう一年経ったのか。 一年前、昼飯を買いに行ったスーパーで節分の豆と鬼のお面を貰った。これをつけて家に帰ったら子供達がびっくりするかもな、なんてくだらないイタズラを思い付いた。鬼のお面を装着し、インターホンを押す。パパかなー?と子供達の声が聴こえた。鬼だぞー!という怒声と共にドアを開けると、子供達がキャーキャーと悲鳴を上げ逃げ回る。さて、もう良いかなと面を外そうとしたのだが、ビクともしない。その内、子供達が俺に豆をぶつけてきた。3歳と6歳が投げる小さな豆にしては痛い。そして豆が当たった所は熱を帯びているように感じる。仕方なく一旦、玄関に入ろうとしたのだが入れない。何故かはわからない。ドアは開いているはずなのに、透明な壁のような物がある。子供達の鬼は外!の声に居た堪れなくなり逃げ出した。もうそれから家には帰っていない。帰っても入れないのだ。あれからしばらくして、土手でと子供達を見かけた。声

    もう一年経ったのか。 一年前、昼飯を買いに行ったスーパーで節分の豆と鬼..
  • 妹 妹は平壌にある高層ビルの、自らの部屋にたたずむ。 そして侍る喜び組の..

    妹は平壌にある高層ビルの、自らの部屋にたたずむ。 そして侍る喜び組の一人に眼で指図し、膝下に呼び寄せる。 ホワイトのスーツに身を包んだ喜び組の女は、慣れた手つきでゆっくりと、妹の質の良いパンプスを脱がせ、そして質の良いガーターストッキングを下ろしていく。 妹は素足を組んで、そのつま先を喜び組の女の前へ優しげに突き出す。 喜び組の女は両の手でゆっくりと妹の足を撫ぜ、そして初めの合図かのように足の甲に口づけしてから、妹の足を丁寧に舐め始める。 静かな部屋に、喜び組の女が発する口づけの音だけが短く聞こえる。 いつの間にか、部屋に一人の小太りの男が佇立している。 「兄さん、一体どうしたらいいと思う?」 「おい、なぜだ」 「質問に答えて」 「俺は……」 妹は少しため息をついて、つま先を自分の方へ引き寄せる。 足とともに近づいてきた、喜び組の女の整えられたロングヘアーを撫ぜてやる。 「兄さん」 「なぜ

    妹 妹は平壌にある高層ビルの、自らの部屋にたたずむ。 そして侍る喜び組の..
  • 大学時代好きだった女の子がプペランカー化していた

    増田君久しぶり、元気してる?」 大学生のとき同じサークルだったランカちゃん(仮名)から急に連絡が来た 日々KKO道に精進している私なので、「こういうケースは宗教かマルチか借金申込のどれかだな」と思いながらとりあえず返信した 適当に近況報告をする中で彼女がようやく題を切り出してきた 「増田君自粛してばっかじゃつまらないよ 今度一緒に映画見にいかない?」 「いいよ 何か見たいのある?」 「キンコン西野さんのプペル見に行こうよ 増田君見たことないでしょ」 ああ、そういうことか ここでようやく私は彼女の真意を悟った 学生時代明るくてかわいくて聡明でみんなの中心的存在だった彼女がプペランカーとなってしまっていたのだ 結局私はその誘いを受けることにした 3000円かそこらのはした金で彼女とデート気分が味わえるのであれば安い買い物だ レンタル彼女を利用すれば桁が1つ違うわけだし、好意を持っていた子と

    大学時代好きだった女の子がプペランカー化していた
    kash06
    kash06 2021/01/22
    「じゃあランカちゃんも僕の股間の煙突に対して何か手伝いをするべきなんじゃないの?」「何それ・・・本気でそれいってるの?」 この意見に関してはランカちゃんに同意してしまうぞ……!!(ファー様か?
  • 東京あらーと饅頭

    2070年。 ほかの道府県が「2020年にちょっと流行ったしょぼいウイルス」のことなど忘れ去り平穏な日常を送るなか、東京だけは依然アラート態勢下にあった。 当然、東京への出入りは厳しく監視される。外部者が都内に入るには14日間の隔離期間が必要で、感染を抑えるため都内での行動は48時間以内に限定され、それを超えたものは強制的に"都民"となる。刻印を押された"都民"が外部に出ることは許されない。血液に染み付いたウイルスはどんな手段を用いても除去できない(とされている)からである。 広々とした空間で楽しく三密の日常を送る都外者は、時折漏れ聞こえる密にして疎なる都内の悲惨極まりない噂に憐憫と恐怖を覚える。 そんな世界で、唯一都内からの持ち出しが制限されていない物品こそが「東京あらーと饅頭」である。他のあらゆる東京土産が汚染により規制される中、アルコールと次亜塩素酸で作られたこの饅頭だけはしぶとく生

    東京あらーと饅頭
    kash06
    kash06 2020/06/02
    東京の人口と概念は膨張を続け、沿線都市を次々と侵食していった。東京を根絶やす事も出来ず、東京へと染め尽くされる事も許されず、隔離という共存が続く。オメガラーメンは、まだ残っていましたか?
  • "忍びの国のアリス"約 6 件 (0.25 秒)

    ある昼下がり、アリスが土手で遊んでいると黒装束を着た白兎がクナイを取り出しながら、忍び足で通り過ぎ、生き垣の下の穴にぴょんと飛び込みました。アリスも続いて飛び込むと、そこは…。笑、三月兎、帽子屋、心の女将など、一癖もふたくせもあるキャラクターたちが繰り広げる幻術。

    "忍びの国のアリス"約 6 件 (0.25 秒)
    kash06
    kash06 2020/02/12
    好き。
  • 地下生活者になって3年たったため、参考になればと思いまとめてみる

    買っておいてよかったもの植物用LED パネルタイプ(Panasonic)1m四方はあるかなりでかいパネルタイプのもの。水耕栽培の野菜を育てたく購入したんだが、そのほかにも思わぬ効能があった。 部屋の上部にとりつけたため「外感」が半端ない。確実に室内にいるわけだが光のかんじが思ったより太陽に近く、外を感じられる。 嗜好品紅茶、コーヒー、紙の。 紙の、というか漫画。荷物になるからどうかと迷ったが、持って行ってよかった。電気を消費しなくても楽しめるというのは、限られたらエネルギー資源を使いながらの生活のなかでは安心感がすごい。 植物の種当は苗にしたかったのだが、荷物の関係で種にした。種から育てられるか不安があったが、少なくとも試してみた何種類かの野菜は問題なく育っている。 逆にいらなかったもの空気清浄機(中国製謎メーカー)立地の問題なのかもしれないが、自分が根城にしてるあたりは汚染が進んで

    地下生活者になって3年たったため、参考になればと思いまとめてみる
    kash06
    kash06 2019/11/09
    ここではない世界の地下だ。
  • LINE、やってないんだよね

    彼がそう言ったのはちょうど今日みたいな蒸し暑い雨の夜のことだった。 営業部の人との合同の飲み会。暑さとアルコールに当てられ、一息つこうと外に出たところ、彼がいた。 同期だった彼とは、部署異動ですぐに別々になり、話したのは久しぶりの事だった。 背の高い彼、爽やかな彼、笑うとえくぼのできる彼、密かに憧れていながらもなかなか話しかけられなかった彼。何度か話せたのは彼と私の好きな洋楽バンドがたまたま一緒だったから。思えばいつも彼から話しかけてくれていた。自分から話しかけられたことは一度だったなかった。 だって彼はいつも素敵で、彼の周りには沢山の人がいつもいたから。 思い切って話しかけられたのはきっとさっき飲んだカシオレのせいだった。 かき集めた勇気と勢い。けれど彼の気さくな笑顔と「大好きな洋楽の話」という共通項のお陰で、あの時解けなかったぎこちなさは舌の上のかき氷のようにすんなりと溶けた。 「あの

    LINE、やってないんだよね
    kash06
    kash06 2019/09/02
    4年前にいなくなって、3年前に現れた増田……はっ、このお嬢鯖、もしや!! https://anond.hatelabo.jp/20160317012033
  • 昔の香典帳を集める仕事をしている

    香典帳というのは、お葬式の時の香典を誰から何円もらったかを一冊の帳面に記したものだ。 古くは近世期のものもあるが、私の仕事場は北海道なので、近代以降の香典帳を主に集めている。 集めているのは、正確に言うと香典帳だけではない。 香典の他に、葬式で必要なものを一式記してその代金をまとめた買物帳や、お布施を払った際の布施帳なども付随することが多い。 これらが一緒になった形式の帳面もある。 どうしてこういうものを集めるのかというと、物価がよく解るからだ。 人の死というのは今も昔も絶え間なく続く。 だからそれに際しての香典や、調達物資は、物価の移り変わりの物差しとして極めて優秀なのだ。 昔は、コメが物価の指標になっていた。高度経済成長期以降、料の多様化により、コメという物差しはぐにゃぐにゃとあやふやなものになってしまった。 他の、価値があると考えられてきた指標すらそうだった。貨幣で買える貨幣も横行

    昔の香典帳を集める仕事をしている
  • 無職のおれが、今なら勝てると思った話

    昔のことを思い出した。 「おいふざけんなよ!」 「うるせぇ、なんだよ」 ふたりの男は目の前で口論を始めた。双方、かなりいかついルックスである。 ひとりは一個上の番長的な存在、コウヘイさん。もうひとりは一個上の裏番長的な存在のシンゴさん。 ちょうど運悪く、僕は彼らの中間地点にいた。 「お前どけよ!」 僕に向かってコウヘイさんが怒鳴った。すると、 「こいつにどけよって……お前、ふざけんなよ!」 と、目の前にいたシンゴさんは僕をかばってくれた。 続けてシンゴさんは言った。 「お前、こいつに手ぇ出したら許さねえからな」 先輩、僕のことが大好きみたいだ。 ================================ ただひとつ間違いなく言えるのは、今の僕ならこの2人の先輩をボコボコにできるということ。間違いなく勝てる。100%勝てる。1,000%勝てる。 なぜなら、これは僕が小学校の時の話だから

    無職のおれが、今なら勝てると思った話
  • レンタルDVD→ネットフリックスがもたらす映像文化の衰退

    未だにレンタルDVD借りてる人ってなんなの http://anond.hatelabo.jp/20161101215841 レンタルDVDどころか、定期的に中古ビデオ屋に通っている。DVDにすらなっていない映像作品がいっぱいあるからだ。もっとハードコアな人だと、京橋のフィルムセンターに通って、ビデオ化されていない映画を見ている。当然のことだが、そういうのはネットフリックスでは配信されていない。 フィルム→ビデオ→DVD→ネットフリックスと、どんどん作品は厳選されていく。そこで選ばれるのは収益が見込まれる大衆的な作品だけだ。少数に深く刺さるマニアックなものは捨てられる。たくさんの映画が捨てられてきた。その中には、もし鑑賞していれば、あなたの人生を変えるような映画も無数にあったはずだ。父親からの手紙が何よりも泣けるように、一人ひとり、深く刺さるものは違う。その可能性が、たくさん捨てられてきた。

    レンタルDVD→ネットフリックスがもたらす映像文化の衰退
    kash06
    kash06 2016/11/03
    この増田、前半が言いたくて書いたのか、あの詰め込んだ前半すら、最後のオチのために書かれたにすぎない見せ球なのか、解釈によって評価も分かれそうな増田。私は後者の可能性を秘める事自体が、既に魅力と思う。
  • むかしむかしあるところに

    おじいさんとおばあさんと桃太郎がいました。 おじいさんは山へしばきに、おばあさんは川へ洗濯に、桃太郎は家で寝ていました。 おばあさんが川で洗濯していると、向こうの方から大きな桃が「どんぶらこ! どんぶらこ!」と流れてきました。 おばあさんはそれを見るなり川に入り、桃を見事に受け止めました。 おばあさんは大きな桃を持って家に帰り、おじいさんが帰ってくるのを待ちました。 桃太郎は寝ていました。 しばき終わったおじいさんが山から帰ってくるとおばあさんは言いました。 「じいさんや」 「なんじゃばあさんや」 「大きな桃を拾いましたぞい」 「なんじゃばあさんや」 「おいしそうな桃じゃありませんか」 「なんじゃばあさんや」 おばあさんは台所に行って包丁を手に取りました。 その時です。 寝ていたはずの桃太郎がおばあさんの手を握って首を振っています。 「それはいけない」 桃太郎は毅然と言いました。 「タイム

    むかしむかしあるところに
    kash06
    kash06 2016/10/15
    想像以上に気合の入った怪作だった
  • 昔くのいちを助けたことがある

    その頃東池袋に住んでいた。2008年ころのことだ。 週末の、もう土曜だったか金曜だったか忘れたが、とにかく次の日が休みの日だった。 赤羽からでた最終列車。池袋に到着。下車すれば大いなる酔客の群れ。上り階段に座り込む男。イチャイチャする初老の男女。「お持ち帰り」を狙う若い学生。 タクシー乗り場には長蛇の列。ストリートミュージシャン。人いきれ。8月末の暑苦しい夜のことだ。 喧噪を尻目に帰路につく。向原付近のビルの谷間に、くのいちがいた。正確に言うとエアコンの排気ダストの蔭にもたれ込んでいた。 あの例のお約束の、裾の短い装束。あわてて小刀を携えるが、私が一般人だとすぐに認識して警戒を解き、去るように眼で促す。 私はこの時点で此奴はコスプレでやってるんじゃあない、ガチだ、と認識した。それだけの説得力が、彼女のその少ない仕草から充分に伺い得たのだ。 読者諸君は「まさか」と思うだろう。しかし諸君のなか

    昔くのいちを助けたことがある
    kash06
    kash06 2016/10/13
    非常にしっとりと味のある出来栄えである。素晴らしい。
  • 濡れ手にくり

    濡れ手に栗がついて取れなくなったのはいつからだろうか。 何しろ一度でも手が濡れてしまうと栗がどこからともなく飛来してくる。 大抵は工場から飛んで来るらしいのだが、秋ともなると大変だ。山間から工場までまんべんなくいがぐりが手をめがけて大挙してくる。 ツリーマンのようになってしまった俺の手にジャーナリストたちが群がり、そのくせ時の首相の救済策もなく手の栗は重量を増してゆく。 結局去年の秋は取材班要請の医療チームが駆けつけて解体作業を行い、どうにか乗り越えることが出来た。 話しによれば栗磁性と呼ばれる磁力を発生させているらしい。 俺は栗磁性をやり過ごすために右手にギプスをはめ、左手で生活するはめになった。幸い磁力は右腕だけで作用しているらしい。 だが俺は右手のギプスに違和感を感じ始めていた。ギプス上からは栗が飛来しないはずだし、水分は入り込まないはずなのにだ。 景色は紅葉が燃え深まる頃。 ギプス

    kash06
    kash06 2016/07/12
    突然、こんなテイストの作品が投げられるから、増田おそろしい。/ はてブアプリが、「医療」タグをサジェストしてきたけど、これはこれで、そういう切り口でも面白い
  • アマゾンから

    荷物が届いたので開けてみたらゴリラだった。アマゾンってそっちのアマゾンかよ!と一人で突っ込んだが、よく考えるとアマゾンにゴリラはいないので、困惑しながらワンルームの部屋でゴリラと向かいあっていると、母親から電話があり、通販で買ったが使わなくなったので送ったと言われた。俺に送っても何にも使い道は無いだろうと思ったが、炊事洗濯は真面目にやってくれるし、料理も上手い(毎回デザートにバナナが付いてくる)。そして何より、NHKの集金を秒速で撃退してくれるのが頼もしかった。そのうち俺もゴリラのために毎日バナナを買って帰るのが習慣になり、2人の間の距離も急速に縮んでいった。日が経つにつれ、ゴリラ無しの生活は考えられないと思い始めるようになった。そういうわけで、俺とゴリラの奇妙な同居生活が始まったのだった。

    アマゾンから
    kash06
    kash06 2016/05/23
    興味深い。
  • お焼き屋で隣の女子高生が言っていたこと

    私が住んでいる場所は北海道の士別市という場所で、そこにはくら寿司はおろかマクドナルドさえない。 だから「隣りの女子高生」の会話メソッド作文をなすには、学生がよくいくお焼き屋に舞台を遷さねばならない。 北海道田舎はどこもそうだろう。 お焼き屋に行くと、富川という私より25歳ほど上の男が店番をしている。 元来、私の学生時代は富川の母が店主であった。私たちは富川のばばあだとか、富川のばあさんと呼んでいた。 富川の息子、今店番をしている男は、若いころから数年前まである政党の党員として、近隣の名寄市や旭川市で活動していた。 富川のばばあが高齢になったから、今は店を手伝ってよくいる。それまでは市議や道議なんかと活動を共にして走り回っていた。 富川のお焼き屋は、お焼きはもちろんそれなりだが白玉善哉が美味いことで知られている。 私もそれを頼む。それとアイスコーヒー。 私は旭川東高校から北海道大学経済学

    お焼き屋で隣の女子高生が言っていたこと
  • インターネットは誰が管理しているか? ほとんどの人間はこれを気にしな..

    インターネットは誰が管理しているか? ほとんどの人間はこれを気にしない。 インターネットが普及して80年ほどが経過した。無線による生体ネット接続が通用し、網膜に映して必要な情報を得ることが一般化した。 「昔の人間は、網膜の情報なくしてどのように車の運転をしていたのだろうか?」なんて話題が小学校の生活の授業で登場する。 観光地や官公庁の案内が、紙や吊るされた案内掲示板によって確認されていたという祖母の昔話に驚いた。 最近は微力な電力を提供することで、人間の動作の補助をネット経由で行なうことも多くなった。初めは介護施設で試験的に創められ、今では街を歩くときに障害物などに対応して移動の補助を行ないうるようになった。すでに老人だけでなく、生体ネットを持つ者の多くが、この動作補助アプリケーションをダウンロードして日々を送っている。視力を眼鏡で矯正した往時の人々と同様に、動作を矯正して正しい、より強い

    インターネットは誰が管理しているか? ほとんどの人間はこれを気にしな..
    kash06
    kash06 2015/07/15
    ここは文学というより小説のタグを使わせてもらうぜ! 楽しかった。
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